説明

鋼材の塗装面積の計算の使い方(寸法・r・長さ・本数)

部材を1行に1種類、形・寸法・長さ・本数で打ちます。

打ち方

  1. 形を選びます。H形鋼・溝形鋼・山形鋼(等辺・不等辺)・角形鋼管・鋼管(丸)・平鋼の6つです。
  2. 寸法を mm で、数を × でつないで打ちます。並びは下の表のとおりで、鋼材の重量計算の材料表と同じ書き方です。全角の数字や、× の代わりの x・* でも読みます。
  3. H形鋼・溝形鋼・山形鋼は、r(付け根の丸みの半径)を打ちます。分からなければ空欄のままでもかまいません。
  4. 長さ(m)と本数を打つと、その行の面積が出ます。部材が何種類もあるときは「+ 部材を足す」で行を足し、全部の行の合計が上に出ます。
形寸法の並び(mm)r
H形鋼H×B×t1×t2
例 300×150×6.5×9
r
溝形鋼H×B×t1×t2
例 150×75×6.5×10
r1・r2
山形鋼A×B×t
例 65×65×6
r1・r2
角形鋼管A×B×t
例 100×100×3.2
なし
鋼管外径×厚さ
例 114.3×4.5
なし
平鋼幅×厚さ
例 50×9
なし

H形鋼と溝形鋼の H は高さ、B はフランジの幅、t1 はウェブの厚さ、t2 はフランジの厚さです。山形鋼と角形鋼管の A・B は辺の長さ、t は厚さです。鋼管は外径と厚さ、平鋼は幅と厚さを打ちます。角形鋼管の角の丸みは厚さから決まる(外側で 2t)ので、r は打ちません。

r を空欄にしたとき

圧延の H形鋼・溝形鋼・山形鋼は、ウェブとフランジの付け根が丸くなっています(フィレット)。この丸みのぶん外周は短く、断面積は大きくなります。r の欄は空欄のままでも計算でき、そのときは角を直角として数え、行の下に「角を直角で数えています」と出します。

例えば H形鋼 300×150×6.5×9 は、r 13 を打つと1m当たり 1.165 m²/m・係数 31.7 m²/t、r を空欄にすると 1.187 m²/m・33.4 m²/t です。面積は 1.9%、係数は 5.2% 大きめに出ます(重さが少し軽く出るぶん、係数の差のほうが大きい)。長さ 6 m を 4 本なら 27.95 m² と 28.49 m² です。

r は JIS の標準断面寸法の表にある値です。日本橋梁建設協会の H形鋼の表では、100×50 から 250×125 までの多くが 8 mm、300×150・400×200 などが 13 mm、700×300 から 900×300 までが 18 mm、400×400 の5つの断面が 22 mm です。溝形鋼の表(16の断面)は、どれも r2 が r1 の半分です。溶接で組み立てた H形鋼(ビルトH)には圧延の丸みが無いので、r は空欄のままにします。

材料表をまとめて貼る

寸法の欄に、材料表の行(H-300×150×6.5×9・L-65×65×6・□-100×100×3.2 など)を何行もまとめて貼ると、1行ずつ部材の行に分けます。頭に記号(H・[・L・□・FB・P)があれば、その行の形を記号の形にします。別名(H形鋼・チャンネル・アングル・角パイプ・フラットバー)も読みます。

材料表の行の終わりにある長さ(×6000)と、頭の員数(2-)は、寸法の欄には打ちません。長さは長さの欄に m で、員数は本数の欄に打ちます。

読めないときの一言

読めない行・形として成り立たない行は合計に入れず、行の下に何が悪いかを出します。よく出る一言と、その原因です。

長さが 0 や負の数のとき、本数が整数でないときも、行の下に打てる範囲を出します(長さは 0 より大きく 1,000 m まで、本数は 1〜9,999 の整数)。

答えの見方

出典

鉄骨の塗装面積を計算する