説明

錆止め塗装の数量の決まり(小口・ボルト・塗らない所)

錆止め塗装の数量は、鉄骨部材の表面の面積で数えます。

公共建築数量積算基準の決まり

公共建築数量積算基準(令和5年改定)の第4編 第4章 鉄骨 第3節「錆止め塗装の計測・計算」は、次の4つを決めています。

  1. 錆止め塗装は、素地ごしらえ及び塗料の種別ごとに計測・計算する。
  2. 錆止め塗装の数量は、原則として鉄骨部材表面の面積とする。なお、ボルト類、部材の切断小口及び部材の重なる部分の欠除は計測の対象としない。
  3. 錆止め塗装は、適切な統計値又は係数値を用いた略算法によることができる。
  4. 必要があるときは、錆止めの数量を鉄骨の質量に対する換算値によることができる。

この計算は 2 の「鉄骨部材表面の面積」を、断面の外周 × 長さで出します。ボルトの頭や切断した端の面(小口)の面積は足さず、継手の添え板や部材が重なって隠れる所も引きません。素地ごしらえや塗料の種別が違う部材は、行を分けて打ち、種別ごとの面積にします。

塗装しない部分

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)の 7.8.2「塗装の範囲」は、特記が無ければ、次の部分以外を塗装すると決めています(耐火被覆材の接着する面の塗装範囲は特記による)。

柱脚のコンクリートに埋まる部分のように、塗らない部分がある設計なら、その面積をこの計算の答えから引きます。鋼管と角形鋼管の内面は、閉じた断面の内面に当たるので、この計算は外面だけを数えます。工事現場で溶接する部分の両側それぞれ 100 mm 程度は、超音波探傷試験が終わってから塗ります(7.8.2(3))。

錆止め塗料の種別と回数

鉄鋼面の錆止め塗料の種別は、標準仕様書の表18.3.1 で、As種(鉛・クロムフリーさび止めペイント 1種)が塗付け量 0.10 kg/m²・標準膜厚 30 μm です。錆止め塗料塗りは表18.3.3 のとおり、A種もB種も下塗りを2回します。

要る塗料の量(kg)と缶の数は、ここで出した面積で塗料の必要量の計算が出します。計算の画面の答えの下の道から開くと、合計の面積が塗る面積の欄に入った状態で開きます。工程を「錆止め」、塗付け量と回数を打つと、要る量と缶の数が出ます。

出典

鉄骨の塗装面積を計算する