現場マスター

地盤改良の固化材添加量の計算

改良する土の体積と添加量・ロス率から、固化材の使用量(t)と袋数を求めます。

固化材の使用量

改良の方法

改良の方法

表層改良: 改良する範囲の面積と混合深さから、改良する土の体積(面積 × 混合深さ)を計算します。土木の積算の安定処理工(バックホウ混合・スタビライザ混合)と同じ求め方です。

柱状改良: 円柱の改良体の径・改良長・本数から体積(π ÷ 4 × 径² × 改良長 × 本数)を計算します。土木の積算のスラリー撹拌工(単軸施工)と同じ求め方です。二軸施工のように断面が円でない改良体は計算しません。

改良する面積

固化材を混ぜる範囲の面積(m²)です。設計図書の改良範囲から求めます。

混合深さ

固化材を混ぜる深さ(m)です。cm で分かっているときは 100 で割ります(50 cm → 0.5 m)。

土木工事数量算出要領 2.2.1 は、安定処理工の混合深さを、スタビライザ混合 0.6 m 以下・0.6 m を超え 1 m 以下、バックホウ混合 路床 1 m 以下・構造物基礎 1 m 以下・1 m を超え 2 m 以下で区分しています。

添加量

添加量は、改良する土 1 m³ に混ぜる固化材の重さ(kg)です。室内配合試験などで決めた設計の値を入力します(このアプリに既定値はありません)。

セメント協会のよくある質問(Q6)は、添加量の設定に大きく影響する改良土の強度発現の因子として、改良対象土の特性、改良材の状態、攪拌・混合状態、養生条件等を挙げています。

セメント協会のよくある質問(Q7)は、最少添加量に関する規定は無いとしたうえで、添加量があまりに少ない場合は改良対象土と固化材の混合むらが発生し、要求性能を満足できない場合があるとしています。現場で均一な混合が確保できる最少添加量は 50 kg/m³ 程度(浅層改良・粉体添加)と言われ、施工方法(工法)によっても設定が異なります。

ロス率

固化材の使用量に見込む材料ロスの割合(%)です。発注者の積算基準や設計書の値を入力します。ロスを見込まないときは 0 を入力します。

例: 近畿地方整備局の設計書では、安定処理(固化材100m²あたり使用量)がロス 4 % 相当、スラリー撹拌工(杭一本当り改良材使用量)がロス 10 % 相当です。土木工事数量算出要領 8.3 の中層混合処理工は +0.06(6 %)、静岡県の路床安定処理の割増率は 15〜30 %(土質と処理厚による)です。

詳しい設定

改良する面積・混合深さ・添加量・ロス率を入力すると、固化材の量を計算します。

詳しい設定

1袋の重さ

1袋(1つのフレキシブルコンテナ)に入っている固化材の重さです。入力すると、使用量をこの重さで割って袋数を求めます(小数点以下は切り上げ)。空欄なら袋数は求めません。

施工パッケージ型積算基準(安定処理工)の代表機労材規格は、セメント系固化材 一般軟弱土用・フレコン・1トンパックです。

計算の内訳