形と回り方・段数・階高・踏面を入れると、法と等級の判定が出ます。
使い方
- 形(直階段・L字・U字)と回り方を選びます。回り方は、6段回り・5段回り・4段回り・60・30・30・60・四角1段・踊り場など13通りです。
- 段数(蹴上げの数)を入れ、上り側(1階から回りまで)の直の枚数を選びます。戻り側の枚数は残りから出します。
- 階高と踏面を入れます。図面に蹴上げが書いてあれば、それも入れると、蹴上げ×段数と階高が合っているかを先に確かめます。
- 平面の広さ(マス)を入れると、直の踏み板がその広さに入るかと、この広さで法に入る割付が何通りあるかを数えます。
- 答えの下に、1段増やしたら・減らしたらどう変わるかが並びます。左右の列を押すと、その段数を真ん中にして比べます。
図面の数字が合わないとき・天井高しか分からないとき
天井高からは階高を1つに決められないので、範囲で出します。図面の蹴上げが書いてあれば、蹴上げ×段数と階高が合っているかを先に確かめます。
図面に書いてある蹴上げ×段数が階高と合わないときは、判定を出さずに止まり、どちらが正しいかを選んでもらいます。図面の蹴上げは丸めて書かれるので、1段あたり 1 mm までのずれは止めません。
蹴上げ×段数と階高が合いません
219 mm × 14段 = 3,066 mm / 階高 2,800 mm(差 +266 mm)
- 階高 2,800 mm が正しい → 蹴上げは 200.0 mm になります
- 蹴上げ 219 mm が正しい → 階高は 3,066 mm になります
どちらかを選ぶまで判定を出しません。
「階高 2,800 mm が正しい」を選ぶと、蹴上げ 200.0 mm で判定します。
天井高しか分からないときは、天井高に天井のふところと2階の床(300〜800 mm)を足した範囲で階高を見て、蹴上げを範囲で出します。
天井高 2,700 + 天井のふところと床(300〜800)= 階高 3,000〜3,500 mm
13段なら 蹴上げ 230.8〜269.2 mm
範囲の全部で、法の上限 230 mm を超えます
階高(1階の床の上端から2階の床の上端まで)が分かれば、1つの答えを出せます。図面の断面図・矩計図に書いてあります。
前提と、見ていないこと
- 法令の数値との照合です。確認申請の審査ではありません。最終の判断は設計者・建築主事・指定確認検査機関です。
- 見ているのは、蹴上げ・踏面・回り段の踏面・幅(入れたとき)・踊場があるか(高さが 4 m(表の(一)(二)は 3 m)をこえるとき)・手すりがあるか(高さ 1 m をこえるとき)と、等級の勾配・蹴上げ×2+踏面・踏面・回り階段です。
- 見ていないもの: 踊場の位置と直階段の踊場の踏幅(第24条)、中間の手すり(第25条第3項)、手すりの高さ(等級の 700〜900 mm)、蹴込み(等級の 30 mm 以下)、段鼻の形と滑り止め、頭上の高さ、第23条第4項の国土交通大臣が定めた構造方法の階段、第27条の特殊の用途に専用する階段。
- 回り段の放射の中心は回りの内側の角(幅木の角)、回りの部分は1マス(U字は横に2マス)として図と数を出しています。
法令の数値との照合です(確認申請の審査ではありません)。
iPhone アプリでは
iPhone アプリ「かんたん階段計算」は、この計算を電波の無い所でも使え、今の案が端末の中に残ります(次に開くと続きから)。Pro(買い切り)では、次のことができます。
- 割付の一覧(この広さで法に入る割付を、段数・回り方・上り側と戻り側の振り分けごとに並べ、押すとその割付で開く)
- 上り側を半マス長く・短くしたら、法と等級3・4・5 に入る割付が何通りになるか
- 割付図の PDF(平面図・断面図・判定の表・出典)と、墨出し表(各段の高さ・段鼻の位置・回りの角度・上段框の位置)
- 名前を付けた案(何件でも・複製・名前の変更)
北米の IRC R311.7(2021)と、ft-in(1/16 in)の単位にも切り替えられます。