縦断曲線計算表の列の並びと、表計算ソフトで同じ計算をする式です。
縦断勾配と曲線長から、縦距 M・y と計画高
縦断曲線計算表の列
土地改良事業計画設計基準 設計「農道」の線形設計例の縦断曲線計算表(表-3.8.6)は、屈曲測点ごとに、縦断勾配(I1・I2・I)、曲線長 L、曲線半径 R、計算する測点・x・y を並べ、摘要に I = |I1 − I2|、R = 100L/I、y = Ix²/200L を書いています。R の欄には、最小半径(設計速度 30 km/h の 250 m)と比べた「OK」も書きます。
計算する測点は、BC・20 m ごとの測点・V・EC と、平面曲線の EC のような要所の点です。x は V より前の点では BC から、V より後の点では EC から測ります。このアプリの「計算の内訳」の計算表も同じ並びで、間隔は「詳しい設定」で 20 m・10 m・5 m から選べます。
計算表の例
表-3.8.6 の3つの縦断曲線の x と y を、このアプリで計算した表です。表の単位は m です。y の値は表-3.8.6 と同じです(このアプリは縦断図と同じに、凸形曲線の y に − を付けます)。
No.1+10.00(凹形曲線・R 500.0 m)
| 点 | 追加距離 | x | y |
|---|---|---|---|
| BC | 17.500 | 0.000 | 0.000 |
| No.1 | 20.000 | 2.500 | +0.006 |
| V・No.1+10.00 | 30.000 | 12.500 | +0.156 |
| No.2 | 40.000 | 2.500 | +0.006 |
| EC | 42.500 | 0.000 | 0.000 |
No.5(凸形曲線・R 337.8 m)
| 点 | 追加距離 | x | y |
|---|---|---|---|
| BC | 87.500 | 0.000 | 0.000 |
| EC.1 | 93.058 | 5.558 | −0.046 |
| V・No.5 | 100.000 | 12.500 | −0.231 |
| EC | 112.500 | 0.000 | 0.000 |
No.12+15.00(凹形曲線・R 463.0 m)
| 点 | 追加距離 | x | y |
|---|---|---|---|
| BC | 242.500 | 0.000 | 0.000 |
| V・No.12+15.00 | 255.000 | 12.500 | +0.169 |
| No.13 | 260.000 | 7.500 | +0.061 |
| EC | 267.500 | 0.000 | 0.000 |
表-3.8.6 の3つ目の縦断曲線の「No.12+15.50」(x = 12.500・y = 0.169)は、BC(No.12+2.50)から 12.500 m の点=屈曲測点 No.12+15.00 の値です。縦断図(図-3.8.3)の測点の欄も +15.00 です。
エクセルの式
表計算ソフトで同じ計算をするときの、列の並びと2行目の式の例です。B 列に i1(%)、C 列に i2(%)、E 列に縦断曲線長 L(m)、H 列に BC からの距離(m)を入力し、変移点 V の高さはセル $P$1 に入力するとします。
- D 列 I(%):
=ABS(B2-C2) - F 列 半径 R(m):
=ROUND(100*E2/D2,1) - G 列 M(m):
=ROUND(D2*E2/800,3) - I 列 x(近い方の端から・m):
=IF(H2<=E2/2,H2,E2-H2) - J 列 勾配線の高さ(m):
=ROUND($P$1+IF(H2<=E2/2,B2,C2)/100*(H2-E2/2),3) - K 列 y(符号つき・m):
=ROUND(D2*I2^2/(200*E2),3)*IF(B2>C2,-1,1) - L 列 計画高(m):
=J2+K2
BC より前(H が負)と EC より後(H が L より大きい)の点は曲線の外なので、K の列を 0 にします。ROUND 関数は、端数が 5 のときに 0 から遠い方へ丸めます。このアプリも同じ向きで四捨五入し、端数がちょうど 5 になる数も丸めの向きが変わらないように、計算を10進の小数のまま行います。
出典
縦断勾配と曲線長から、縦距 M・y と計画高