3つの数の入力のしかたと、計算結果・計算の内訳の読み方です。
入力する3つの数
- 原液の有効塩素濃度(%): 容器に書かれた有効塩素の濃度(%)を入力します。書かれていないときは製造元に確かめます(東京都保健医療局「消毒のポイント」)。水道用の次亜塩素酸ナトリウムは、通常、有効塩素 12% 以上です。原液は保管中に少しずつ分解し、濃度が下がります(日本水道協会の手引き)。
- 消毒液の濃度(mg/L): 作りたい消毒液の有効塩素の濃度です。貯水槽の清掃のあとの消毒は、有効塩素 50〜100 mg/L の次亜塩素酸ナトリウム溶液で行います(厚生労働省「建築物環境衛生維持管理要領」)。ppm で書かれた濃度も、同じ数を入力します(1,000 ppm = 0.1%)。
- 消毒液の量(L): バケツやタンクに作る、出来上がりの量です。原液と水を合わせた量で、水の量は計算結果に表示されます。
3つとも入力すると、計算結果が表示されます。数の後ろに「%」「ppm」「mg/L」「L」を付けて入力しても、そのまま読み取ります。0 や負の数、原液より濃い消毒液のように計算できない入力のときは、計算結果の代わりに理由を1行で表示します。
計算結果の読み方
- 原液の量(mL): 水に加える原液の量です。
- 水の量(L): 消毒液の量から原液の量を引いた量です。
- 希釈倍率(倍): 原液を何倍に薄めるかを表す数です。作業計画書の「○○○倍に希釈し」に書く数です。
- 貯水槽の消毒の濃度: 消毒液の濃度が有効塩素 50〜100 mg/L に入っていれば「○ 範囲内」、50 mg/L より薄ければ「✗ 薄い」、100 mg/L より濃ければ「✗ 濃い」と表示します。その下に、入力した原液で 50〜100 mg/L になる希釈倍率の幅を表示します。
例: 有効塩素 12% の原液で 100 mg/L の消毒液を 20 L 作るときは、原液 16.7 mL・水 19.983 L・希釈倍率 1,200倍で、「○ 範囲内」です。この原液では 1,200〜2,400倍が範囲です。
「計算の内訳」に表示されるもの
「計算の内訳」には、希釈の基本式と、原液の濃度の換算(% から mg/L)・希釈倍率・原液の量・水の量の式と途中の数を表示します。作り方の1行(「原液 16.7 mL に水を加えて 20 L にする」)と、作業計画書の記載例の1文(「次亜塩素酸ナトリウム 12% を 1,200倍に希釈し 100 mg/L として使用する。」)も表示します。
原液の量は 0.1 mL まで、水の量は 0.001 L(1 mL)まで、四捨五入して表示します。0.05 mL より少ない原液は 0 にせず、有効数字2桁で表示します(12% の原液で 50 mg/L を 0.1 L 作るときは 0.042 mL)。