説明

次亜塩素酸ナトリウムの原液の濃度と保管

原液の濃度は容器の表示で確かめます(保管すると分解して下がります)。

原液の濃度は容器の表示で確かめる

原液の濃度は製品によって違います。東京都保健医療局の「消毒のポイント」は、製品の濃度は容器に記載されたものを確認し、記載されていない場合は製造元に確認するよう求めています。同じ資料の希釈の表には 1%・5%・6%・12% の製品が並び、鳥取県の資料は消毒剤の塩素濃度には 5% や 10% のものなどがあるとしています。水道用の次亜塩素酸ナトリウムは、通常、有効塩素 12% 以上、pH 12 以上の淡黄色の透明な液体です(日本水道協会の手引き)。

保管すると濃度が下がる

日本水道協会の「水道用次亜塩素酸ナトリウムの取扱い等の手引き(Q&A)」によると、次亜塩素酸ナトリウムは常温でも不安定な化合物で、徐々に自然分解します。日光、特に紫外線で分解が進み、温度が高いほど分解が速くなります。コバルト・ニッケル・銅・鉄などの金属が混ざると、分解が著しく進みます。

手引きの計算では、有効塩素 12% のものが 10% に下がるまでの期間は、温度だけを考えると 30℃で保管して約23日、20℃では約80日です。濃度が高いものほど分解が速く、有効塩素がおおむね 3% を下回ると、保管温度が高くてもほとんど分解しません。現場で原液の有効塩素濃度を測る簡易な方法は、今のところ無いとされています。

濃度が下がった原液で作ると

容器の表示の 12% のまま計算して 1,200倍(100 mg/L)に薄めても、原液が 10% に下がっていれば、消毒液は 100,000 ÷ 1,200 = 83.3 mg/L です。2,400倍(50 mg/L)に薄めた場合は 41.7 mg/L になり、50 mg/L を下回ります。

原液の濃度が分かっているときは、その濃度を入力して計算し直します。10% の原液で 100 mg/L を 20 L 作るなら、原液は 20 mL(1,000倍)です。

取り扱いの注意

出典

原液の量を計算する