水の量で作るとき・6% と 12% の倍率・ppm・回数と時間・注入量などの質問です。
「水 1 L に原液 ○ mL」で作ってもよいですか
東京都保健医療局の「消毒のポイント」の表は「水1ℓに対して原液を20ml」のように書き、原液の量は目安だとしています。水に原液を加えると、出来上がりは原液の分だけ多くなり、濃度は少し薄くなります。
12% の原液 16.7 mL を水 20 L に加えると 99.9 mg/L で、100 mg/L との差は小さいです。差が大きくなるのは倍率が小さいときで、1% の原液を 10倍(1,000 mg/L)にするとき、水 1 L に原液 100 mL を加えると 909.1 mg/L です。このアプリは出来上がりの量で計算し、水の量も表示します。
6% の原液なら何倍に薄めますか
6% は 60,000 mg/L なので、100 mg/L なら 600倍、50 mg/L なら 1,200倍です。10 L 作るときの原液は、100 mg/L で 16.7 mL、50 mg/L で 8.3 mL です。
12% の原液なら何倍に薄めますか
12% は 120,000 mg/L なので、100 mg/L なら 1,200倍、50 mg/L なら 2,400倍です。10 L 作るときの原液は、100 mg/L で 8.3 mL、50 mg/L で 4.2 mL です。
ppm で指定されたときは
水で薄めた消毒液では、ppm と mg/L は同じ数として扱われます。200 ppm なら「消毒液の濃度」に 200 を、0.02% なら 200 を入力します(1% = 10,000 ppm)。
消毒は何回、どれくらい時間をおきますか
建築物環境衛生維持管理要領は、有効塩素 50〜100 mg/L の次亜塩素酸ナトリウム溶液で2回以上消毒を行い、消毒後は30分以上時間をおくとしています。2回分の消毒液が要るので、「消毒液の量」は2回分を合わせた量で入力するか、1回分ずつ計算します。
余った消毒液は取っておけますか
東京都保健医療局の「消毒のポイント」は、次亜塩素酸ナトリウムは希釈後時間がたつにつれ効果が薄れていくので、基本的にはその都度作成し、余ったらその日のうちに廃棄するとしています。
流れている水に入れるときの注入量は
希釈の基本式(原液の濃度 × 原液の量 = 作りたい濃度 × 作りたい量)は、量を1時間当たりの量にしても同じ形です。1時間に処理する水の量を「消毒液の量」に、注入率(mg/L)を「消毒液の濃度」に入力すると、1時間当たりの原液の量になります(原液の量は水の量に比べてごくわずかなので、水の量をそのまま入力します)。例えば 1時間に 10,000 L(10 m³)の水に 12% の原液で 1 mg/L を入れるなら、120,000倍で、1時間に 83.3 mL です(この濃度は貯水槽の消毒の範囲ではないので、判定は「✗ 薄い」と表示されます)。
日本水道協会の手引きは、処理水の残留塩素濃度に変化がないのに注入量が増加している場合は、次亜塩素酸ナトリウムの劣化が疑われるとしています。原液の有効塩素濃度が下がると、同じ濃度にするのに要る原液の量が増えるためです。
清掃のあとの残留塩素はいくつ以上ですか
厚生労働省告示第117号 第五の四は、水張り終了後の給水栓と貯水槽内の水の残留塩素の含有率を、遊離残留塩素の場合は100万分の0.2以上、結合残留塩素の場合は100万分の1.5以上としています。松江市上下水道局の手順は、末端給水栓で 0.2 mg/L 以上を確かめ、消毒残水が残っていると高濃度になるので注意するとしています。