原液の量は、作りたい量と作りたい濃度を掛けて、原液の濃度で割って求めます。
希釈の基本式
東京都保健医療局の「消毒のポイント」は、次亜塩素酸ナトリウムを薄めるときの基本式を次のように示しています。
必要な原液の量は、作りたい濃度と作りたい量を掛けて、原液の濃度で割って求めます。資料の例は「5% の製品で 0.02% の希釈液を 1 L 作りたい場合」で、0.02 × 1,000 mL ÷ 5 = 4 mL です。大分県の「消毒液の作り方」も、作りたい量 × 作りたい濃度 ÷ 原液の濃度 を「水に加える原液の量」としています。
mg/L で計算するときの式
貯水槽の消毒の濃度は mg/L で決まっているので、このアプリは原液の % を mg/L に換算してから計算します。
1% は 10,000 mg/L です(0.1% = 1,000 ppm、0.02% = 200 ppm の換算と同じ)。希釈倍率は、原液を何倍に薄めるかを表す数で、原液 1 mL から何 mL の消毒液ができるかと同じ数です。原液の量は、作る量を希釈倍率で割った量で、基本式を mg/L で書いたものと同じ計算です。
計算の例
- 12% の原液で 100 mg/L を 20 L: 120,000 ÷ 100 = 1,200倍、20 × 1,000 ÷ 1,200 = 16.667… → 原液 16.7 mL、水 19.983 L
- 6% の原液で 50 mg/L を 10 L: 60,000 ÷ 50 = 1,200倍、原液 8.3 mL
- 5% の原液で 200 mg/L(0.02%)を 1 L: 250倍、原液 4 mL(東京都保健医療局の資料の例と同じ)
- 12% の原液で 1,000 mg/L(0.1%)を 3 L: 120倍、原液 25 mL(鹿児島市の資料の「原液 25ml に水を加えて 3L にする」と同じ)
消毒液の量は出来上がりの量
消毒液の量は、原液と水を合わせた出来上がりの量です。大分県の資料の表(ハイター等の 5〜6% の原液を使う場合)は、0.1%(1,000 ppm)の液を 1,000 mL 作るときを「20 mL + 水 980 mL」、0.02%(200 ppm)の液なら「4 mL + 水 996 mL」と書いています(例の文では原液の濃度を 5% としています)。このアプリの水の量も、消毒液の量から原液の量を引いた量です(5%・200 mg/L・1 L なら水 0.996 L)。
貯水槽の消毒の濃度は希釈倍率が大きく、原液はわずかです。12% の原液で 100 mg/L を 20 L 作るときの原液 16.7 mL は、20 L の 1,200分の1 です。