説明

植生基材吹付工の播種量(1 m³ 当たりの W'・実際使用量)と新潟県の計算例

植生基材吹付工では 1 m³ 当たりの播種量 W'=W×100÷t も求めます。

このアプリで計算する

発生期待本数と補正率から種子の量(g/m²)

1 m³ 当たりの播種量 W'

植生基材吹付工は、種子を生育基盤材に混ぜて吹き付けます。新潟県の特記仕様書は、1 m² 当たりの播種量 W に、1 m³ 当たりの有効播種量に換算する倍数 K(K=100/t)を掛けた W'(g/m³)も求めています。

W' = W × K K = 100 ÷ t(t:吹付厚 cm)

高知県の別冊資料の「1m3当りの播種量にする換算値」
吹付厚 tK の式K
3 cm100/333.3
5 cm100/520
8 cm100/812.5

B=t1 ÷ t と K=100 ÷ t を合わせると、W' は A × 100 ÷(t1 × C × D × E × F × G)になり、吹付厚 t によりません。新潟県の計算例も、吹付厚 3 cm と 5 cm で同じ W'(クリーピングレッドフェスクは 14.42)を示しています。

一方、1 m² 当たりの W は吹付厚に比例します。同じ低木林型の5草種の合計は、吹付厚 3 cm で 4.77 g/m²、5 cm で 7.95 g/m² です。厚く吹き付けるほど、発芽可能な有効厚さ t1 より深くなる種子の割合が増えるので、1 m² 当たりの播種量は多くなります(1 m³ 当たりの W' は同じです)。

実際使用量(整数に切り上げ)

新潟県の計算例は、W'(小数第2位まで)の右に「実際使用量」として、W' を整数に切り上げた値を並べています(14.42 → 15、122.1 → 123)。このアプリも同じ丸めで、草種ごとの実際使用量と合計を計算の内訳に表示します。

入力(草地型・吹付厚 3 cm・施工適期)
草種A
本/m²
t1
cm
E
%
F
粒/g
G
%
クリーピングレッドフェスク1,0002.0651,00080
ケンタッキーブルーグラス5000.5603,50085
ヨモギ5000.5753,00085
メドハギ5001.07560095
計算結果と計算例の値
草種W
g/m²
W'
g/m³
計算例の
W'
実際
使用量
クリーピングレッドフェスク2.8896.1596.1597
ケンタッキーブルーグラス1.6856.0256.0257
ヨモギ1.5652.2852.2853
メドハギ3.50116.95116.95117

草地型の実際使用量の合計は 324 g/m³ で、計算例の合計(324)と同じです。低木林型(5草種)の合計は 162 g/m³(計算例は 162)です。

発芽可能な有効厚さ t1 を確かめる

B は草種ごとに違います。高知県の別冊資料は、バミューダグラス・ケンタッキーブルーグラス・ヨモギ・ススキ・ヤシャブシを 0.5 cm、メドハギ・イタドリ・ヤマハギ・コマツナギなどを 1.0 cm、トールフェスク・クリーピングレッドフェスクなどを 2.0 cm としています。

四国地方整備局の手引きは、常緑樹などの大粒種子を使う場合は最低 5 cm 以上の生育基盤を確保する必要があるとし、覆土補正率の表でも、発芽可能覆土厚 5 cm の種子を吹付厚 3 cm に使う組み合わせは「−」としています。このアプリは、t1 が吹付厚 t より厚い行を計算しません。

出典

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発生期待本数と補正率から種子の量(g/m²)