説明

法面の種子吹付の播種量でよくある質問(発芽率・純度・補正率・外来の草種)

発芽率・純度の値、補正率の重なり、外来の草種などの質問です。

このアプリで計算する

発生期待本数と補正率から種子の量(g/m²)

発芽率・単位粒数・純度は、どこで分かりますか。

使う種子の発芽証明書などの値を使います。新潟県の特記仕様書は「播種量は発芽証明書により計算する」としています。四国地方整備局の手引きも、発芽率は実際に用いる種子の発芽率を求めてこの値を使用する、単位粒数は実際に用いる種子について単位重量当たりの粒数を求めて使用する、としています。新潟県の計算例の値(クリーピングレッドフェスクは発芽率 65%・1,000 粒/g・純度 80%)は、道路土工-切土工・斜面安定工指針(平成21年6月)P234〜237 によるものです。

立地条件が2つ当てはまるときは、補正率を掛け合わせますか。

掛け合わせません。高知県の一覧表は「立地条件の項目が重複した場合は小さい値の補正率を使用する」としています。このアプリは、オンにした条件のうち小さい方の補正率を C にします。

法面方位の条件は「南向き」と「南面で硬岩」のどちらですか。

資料によって違います。補正率を 0.8 にする法面を、高知県の治山林道事業留意事項(平成29年4月版)は概ね南面、新潟県の特記仕様書は南向きとし、高知県の別冊資料(令和6年4月)と四国地方整備局の手引きは南面で硬岩としています。このアプリの「法面方位が南面(0.8)」は、発注者の基準で 0.8 にする法面に当たるときにオンにします。

施工時期の補正率が、高知県の表と違うときは。

施工時期で「補正率を入力」を選び、草本類と木本類の D を入力します(0 より大きく 1.0 以下)。新潟県の特記仕様書は、不適期の補正率を草本類 0.8(0.9〜0.7)・木本類 0.6(0.7〜0.5)としています。木本類の行が無ければ、木本類の D は空欄でもかまいません。

発芽率や純度に 0.65 のような小数を入力してもよいですか。

発芽率と純度は % の数(65 や 80)を入力します。このアプリが 100 で割って式に入れます。0.65 と入力すると 0.65% として計算するので、播種量が100倍になります。

発生期待本数が 0 の草種は、どうなりますか。

播種量は 0 g/m² です。高知県の一覧表にも、低地のイタドリや春期のヤマハギ(皮付)のように 0 の種子があります。その時期には配合しない種子なので、行を消してもかまいません。

外来の草種(トールフェスクなど)を使うときに気をつけることは。

高知県の別冊資料は、トールフェスクを環境省の「生態系被害防止外来種リスト」に挙げられた芝草類としたうえで、法面の安定緑化に除外できない草種としています。自然性の高い環境や希少種の生育環境に侵入するおそれのある箇所は、種子の播種量や配合の有無を含めて別途検討するとしています。新潟県の特記仕様書も、生物多様性保全上重要な地域では要注意外来生物リストの外来種の使用を避け、そのほかの地域でもできるだけ控えることが望ましいとしています。

水稲や大豆の播種量の計算にも使えますか。

このアプリは、法面緑化(種子吹付工・植生基材吹付工)の播種量を、発生期待本数と補正率から求めるものです。水稲や大豆など、作物の播種量の計算には使えません。

計算結果の丸めは。

播種量・全量は小数第3位以下を切り捨てて表示します。合計と全量は、丸める前の値から求めます。植生基材吹付工の実際使用量は、新潟県の計算例と同じに、小数第2位までの W' を整数に切り上げた値です(例: 14.42 g/m³ → 15 g/m³)。

出典

このアプリで計算する

発生期待本数と補正率から種子の量(g/m²)