説明

フロン算定漏えい量のよくある質問(マイナス・設置時の充塡・移設)

マイナスの扱い・設置や廃棄・移設・年度の区切りなどの質問です。

回収量のほうが多く、マイナスになりました。0 にしますか?

0 にせず、マイナスのまま計算します。マニュアルは、充塡量の調整などで回収量が充塡量より多くなり、算定漏えい量がマイナスになることもあるが、その場合もマイナスのまま計算するとしています(第Ⅱ編 3.1)。R-22 を 20 kg 回収して充塡しなかった場合は −35.2 t-CO2 で、ほかの冷媒の算定漏えい量と合計します。

機器を新しく設置したときの充塡は入力しますか?

入力しません。新設や、管理者が変わる移設のための設置のときの充塡(充塡証明書の記載事項⑧が「設置」の充塡)は、算定漏えい量に含めません。ただし、設置のときの充塡が足りず、使い始めてから充塡した分は整備のときの充塡になるので、入力します。

機器を廃棄したときの回収は入力しますか?

入力しません。廃棄のときの回収(引取証明書に記載された回収量)は、算定漏えい量に含めません。

機器を移設したときは?

管理者が変わらない移設は、機器の整備の一つとみなします。移設のときの回収と、設置し直したときの充塡は、整備のときと同じように入力します(マニュアル Ⅱ-22)。

回収した日が前の年度で、充塡した日がこの年度です。どちらの年度ですか?

同じ機器の一連の回収と充塡(整備)であれば、回収した日が前の年度でも、充塡した日の年度の算定に含めます。一連とは言いにくい回収と充塡は、それぞれの年度で算定します(マニュアル Ⅱ-24)。

点検業者の過失で漏れた分も、自分の算定漏えい量ですか?

はい。点検業者の過失で起きた漏えいでも、管理者が報告します。漏えい量が増えた理由は、様式第2 に書くことができます(マニュアル Ⅱ-21)。

充塡も回収もしなかった機器は?

充塡量と回収量に 0 を入力します。算定漏えい量は 0 t-CO2 です。報告書では、充塡も回収もしていない冷媒の欄は空欄にします。同じ量を回収して充塡し直した場合(30 kg と 30 kg)は、算定漏えい量は 0 t-CO2 ですが、充塡と回収をしているので、報告書には 0 と記入します。

1 kg に満たない量も入力しますか?

入力します。小数のまま計算し、途中で切り捨てません。R-404A を 0.1 kg 充塡した場合は 0.394 t-CO2 です。このアプリには、小数第3位(1 g)まで入力できます。

家庭用のエアコンや、カーエアコンも含めますか?

含めません。算定するのは第一種特定製品(業務用として販売されているエアコンと冷凍冷蔵機器)だけです。オフィスで使っている家庭用の冷蔵庫やルームエアコンと、カーエアコン(第二種特定製品・大型特殊自動車などのカーエアコンを除く)は対象外です。業務用のトラックに積んだ冷凍冷蔵機器は、第一種特定製品です。

充塡・回収証明書は保管しておく必要がありますか?

集めた充塡・回収証明書に、保管の義務はありません(マニュアル Ⅱ-23)。ただし、算定し直すときや、報告の内容を確かめるときのために、年度ごとにまとめておくと便利です。

出典

フロンの算定漏えい量を計算する