説明

冷媒の GWP 一覧(R-410A・R-32・R-22・R-404A などの地球温暖化係数)

主な冷媒の GWP と、告示の表に無い冷媒の GWP の求め方です。

GWP とは

GWP(地球温暖化係数)は、CO2 を 1 としたときの、単位質量あたりの地球温暖化に与える影響の程度です(マニュアル Ⅰ-3)。算定漏えい量では、冷媒 1 t が CO2 何 t にあたるか(t-CO2/t)として使います。

たとえば R-410A の GWP は 1,920 なので、R-410A が 1 kg 漏えいすると CO2 1,920 kg(1.92 t-CO2)にあたります。

主な冷媒の GWP

令和6年度分の算定漏えい量の集計で、特定漏えい者 378 社のうち 10 社以上が報告した冷媒です。GWP は2023年度実績(2024年度に報告)からの値で、令和5年経済産業省・環境省告示第3号によります。

冷媒区分GWP報告した事業者(社)
R-11単一冷媒4,66011
R-12単一冷媒10,20011
R-22単一冷媒1,760310
R-23単一冷媒12,40018
R-32単一冷媒677163
R-123単一冷媒7919
R-134a単一冷媒1,300139
R-401A混合冷媒1,13027
R-404A混合冷媒3,940322
R-407C混合冷媒1,620127
R-407E混合冷媒1,42010
R-410A混合冷媒1,920338
R-448A混合冷媒1,270138
R-449A混合冷媒1,28014
R-463A混合冷媒1,38034

報告した事業者がいちばん多いのは R-410A(338 社)で、次が R-404A(322 社)・R-22(310 社)です。HCFC の R-22 を報告した事業者も、HFC の R-410A・R-404A とほぼ同じ数です。

このアプリの一覧の冷媒

冷媒の種類の一覧には、同じ集計で 1 社以上が報告した 37 種類を、告示の表の順に並べています: R-11・R-12・R-22・R-23・R-32・R-123・R-125・R-134a・R-245fa・R-401A・R-401C・R-402A・R-403B・R-404A・R-407A・R-407C・R-407E・R-407H・R-408A・R-410A・R-410B・R-411A・R-413A・R-417A・R-444A・R-444B・R-448A・R-449A・R-449B・R-452A・R-463A・R-464A・R-500・R-502・R-507A・R-508A・R-509A。

告示の表は単一冷媒 20 種類・混合冷媒 113 種類です。一覧に無い冷媒は「一覧に無い冷媒(GWP を入力)」を選び、告示の GWP を入力します。GWP の資料(環境省「フロン類算定漏えい量の報告に用いるフロン類の種類及び地球温暖化係数(GWP)並びに事業分類について」)に、全部の冷媒の値が載っています。

告示の表に無い冷媒の GWP

単一冷媒で、告示の別表第1 に無く GWP が分からない冷媒は、GWP を 0 とみなし、報告では「その他フロン類」とします(マニュアル Ⅱ-24)。

混合冷媒で、別表第2 に無い冷媒は、含まれている単一冷媒の GWP を質量の割合で重み付けした平均(重量平均)を、小数点以下で四捨五入して GWP にします。報告の対象でない物質(PFC など)が含まれるときは、その物質の GWP を 0 とします。報告では「その他混合冷媒」とします。

マニュアルの計算例は R-404A(R-125 / R-143a / R-134a = 44.0 / 52.0 / 4.0 %)で、(3,170 × 44.0 + 4,800 × 52.0 + 1,300 × 4.0)÷ 100 = 3,942.8 を四捨五入して 3,943 です。ただし R-404A は告示の表にあるので、実際の算定では告示の 3,940 を使います(告示の GWP は、100 より小さい物を除き有効数字3桁です)。

算定に含めない冷媒

対象のフロン類は CFC(R-11・R-12 など)・HCFC(R-22 など)・HFC(R-404A・R-407C など)です。一部の冷凍機に使われるアンモニア(R-717)・二酸化炭素(R-744)・炭化水素(R-600 など)は対象外です(マニュアル Ⅱ-1)。これらの冷媒の機器は、算定漏えい量に含めません。

出典

告示の GWP の表は丸ごと載せていません。主な冷媒の値だけを引いています。

フロンの算定漏えい量を計算する