盛土に要る土の量は、締固め後の土量に 1/C・L/C を掛けて出します。
換算の式
| もとの土量 | 出す土量 | 掛ける数 |
|---|---|---|
| 地山の土量 | ほぐした土量 | L |
| 地山の土量 | 締固め後の土量 | C |
| ほぐした土量 | 地山の土量 | 1/L |
| ほぐした土量 | 締固め後の土量 | C/L |
| 締固め後の土量 | 地山の土量 | 1/C |
| 締固め後の土量 | ほぐした土量 | L/C |
どれも L と C の定義(L = ほぐした土量 ÷ 地山の土量、C = 締固め後の土量 ÷ 地山の土量)から出ます。締固め後の土量から地山の土量へは 1/C、ほぐした土量へは L/C を使う、と積算基準の表2.2 の注にあります。
盛土に要る土量
盛土の量は、出来上がりの形(締固め後の土量)で図面から出します。その盛土を作るのに要る土の量は、地山で量るなら締固め後の土量に 1/C を、運び込む量(ほぐした土量)で量るなら L/C を掛けます。
締固め後の土量 100 m³ の盛土に要る量です(C で割って計算し、小数第1位に四捨五入)。
| 土質 | L | C | 地山の土量 | ほぐした土量 |
|---|---|---|---|---|
| 砂質土(普通土) | 1.20 | 0.90 | 111.1 m³ | 133.3 m³ |
| 粘性土 | 1.30 | 0.90 | 111.1 m³ | 144.4 m³ |
| 砂 | 1.20 | 0.95 | 105.3 m³ | 126.3 m³ |
| 岩塊・玉石 | 1.20 | 1.00 | 100.0 m³ | 120.0 m³ |
| 軟岩Ⅰ | 1.30 | 1.15 | 87.0 m³ | 113.0 m³ |
| 硬岩Ⅰ | 1.65 | 1.40 | 71.4 m³ | 117.9 m³ |
表2.2 の 1/C(1.11)と L/C(1.33・1.39)は小数2位に丸めた値です。この計算は C で割って出すので、丸めた値を掛けたときと少し違うことがあります(砂質土(普通土)で 100 m³ × 1.11 = 111.0 m³、100 m³ ÷ 0.90 = 111.1 m³)。
この計算の画面で盛土から出すときは、締固め後の土量を C で割った地山の土量を「土量を打つ」に入れます。ほぐした土量とダンプの台数が出ます。
残土量(床掘りと埋戻し)
国土交通省の土木工事数量算出要領は、残土等処分の土量を地山土量とし、埋戻しの土量変化率(C)を考慮するとして、次の例を挙げています。
床掘り量(地山)84.0 m³ のうち、締固め後で 40.0 m³ を埋め戻す砂質土(普通土)の例です。埋戻しに使う地山は 40.0 ÷ 0.90 = 44.4 m³、残土量は 84.0 - 44.4 = 39.6 m³(地山)です。運ぶときのほぐした土量は 39.6 × 1.20 = 47.5 m³ で、1台 6.0 m³ なら 8 台です。
この計算で残土を運ぶ台数を出すときは、残土量(地山)を「土量を打つ」に入れます。