ダンプの台数は、ほぐした土量を1台に積む量で割り、切り上げて出します。
運ぶのはほぐした土量
掘った土は、ほぐれて体積が増えます。積算基準は、ほぐした土量を「運搬すべき土量」としています。ダンプの台数は、地山の土量ではなく、ほぐした土量で数えます。
設計書の残土等処分の数量は地山の土量で書きます(数量算出要領「残土等処分の土量は地山土量とし」)。数量は地山のままでも、荷台に積むのはほぐれた土なので、台数はほぐした土量から出します。
地山 58.5 m³ の砂質土(普通土)を1台 6.0 m³ で運ぶとき、地山の土量で割ると 58.5 ÷ 6.0 = 9.75 で 10 台ですが、ほぐした土量 70.2 m³ で割ると 11.7 で 12 台です。地山で数えると 2 台足りません。
台数の式
台数 N = V ÷ q(端数は切り上げ)
最後の1台 = V -(N - 1)× q
V:ほぐした土量 q:1台に積む量
| ほぐした土量 | 1台に積む量 | 割った数 | 台数 | 最後の1台 |
|---|---|---|---|---|
| 70.2 m³ | 6.0 m³ | 11.7 | 12 台 | 4.2 m³ |
| 36.0 m³ | 6.0 m³ | 6 | 6 台 | 6.0 m³ |
| 1,650.0 m³ | 5.5 m³ | 300 | 300 台 | 5.5 m³ |
割り切れるときは台数を増やしません(36.0 m³ を 6.0 m³ ずつ運ぶと 6 台)。
1台に積む量
この計算に入れるのは、ダンプ1台に積む土の量を、ほぐした状態の m³ で表した数です。積める量は、車の最大積載量と土の重さで決まります。数量算出要領の単位体積質量(表-4)は、1 m³ あたり土砂 1,800 kg・軟岩 2,200 kg・硬岩 2,500 kg で、岩は同じ体積でも重くなります。
この計算は車ごとの量を持っていません。会社や現場で決めている1台の量(ほぐした状態の m³)を入れてください。
埋め戻す分を引くとき
掘った土の一部をその場で埋め戻すときは、埋め戻す分を引いた残土量で台数を出します。残土量の式と例は「地山・ほぐし・締固めの換算(盛土・残土)」にあります。