平米を有効巾で割った長さより、巾の余りと余裕の分だけ多く要ります。
1 m の壁紙の面積
壁紙1 m の面積は、有効巾 × 1 m です。有効巾 92 cm の壁紙なら1 m で 0.92 m²、52 cm なら 0.52 m² です。逆に、面積を有効巾(m)で割ると、その面積をちょうど覆う長さになります。
壁紙の面積(m²)= 長さ(m)× 有効巾(m)
長さ(m)= 面積(m²)÷ 有効巾(m)
平米から求めた長さでは足りない
リリカラの例の壁(横幅 3.4 m・天井高 2.4 m)の面積は 8.16 m² で、巾 90 cm で割ると 9.07 m です。ところが、巾ごとに計算すると無地で 10 m、縦リピート 64 cm の柄物で 13 m 要ります。差が生じる理由は3つです。
- 巾の余り: 4巾 × 0.90 m = 3.60 m で 3.4 m の壁を覆うので、横に 0.20 m 分余ります。面ごとに切り上げるので、余った巾は次の面に回さない計算方法です。
- 上下の余裕: 無地は1巾ごとに 10 cm 加えるので、4巾で 40 cm 長くなります。
- 柄合わせ: 柄物は天井高を縦リピートで切り上げた上に1つ加えるので、1巾が 320 cm になります(無地は 250 cm)。
平米を有効巾で割った長さは、少なくともこれだけは要る、という下の数です。壁紙を買う長さは、巾数 × 1巾の長さで求めます。
メーターから平米へ
買った壁紙が何平米分かは、長さ × 有効巾で求めます。巾 90 cm の壁紙 10 m は 9.00 m² 分で、張る面積 8.16 m² との差が、巾の余りと上下の余裕の分です。柄物の 13 m は 11.70 m² 分になります。
平米当たりの単価とメーター当たりの単価を比べるときも、この面積と長さの違いを見ておきます。
部屋の例
横幅 3.6 m・2.7 m・3.6 m・2.7 m の部屋(天井高 2.4 m)では、壁の面積は 30.24 m² です。そのまま 0.92 で割ると 32.87 m ですが、巾 92 cm の無地を巾ごとに計算すると 14巾・35 m(32.20 m² 分)要ります。
出典
- リリカラ オンラインストア「壁紙クロスの必要メーター数の計算方法を徹底解説!」(2024年2月9日): 無地の例(巾 約 90 cm・4巾・天井高+10 cm)と柄物の例(縦リピート 64 cm)
- 公共建築数量積算基準(令和5年改定)国土交通省大臣官房官庁営繕部: 第5編 第2章 第2節 2(1)張る面積の求め方(p.34)
基準・商品の表は丸ごと載せていません。式と、必要な数値だけを引用しています。