ブレーカーの定格電流と容量(kVA)を、約款の式で換算します。
ブレーカーの定格電流(A)と容量(kVA)は、電圧を掛けて換算します。電力会社の約款は、契約主開閉器(ブレーカー)の定格電流から契約容量を算定するのにこの式を使っています。
約款の式
東京電力エナジーパートナーの特定小売供給約款(令和8年4月1日実施)の別表5 は、契約容量を次のとおり算定するとしています。
単相2線式 100 V・200 V、単相3線式 100/200 V
契約容量(kVA)= 定格電流(A)× 電圧(V)× 1/1,000
単相3線式の電圧は 200 V
三相3線式 200 V
契約容量(kVA)= 定格電流(A)× 電圧(V)× 1.732 × 1/1,000
契約電力(kW)は、契約容量に力率(100 %)を乗じた値です。逆に、容量から電流を求めるときは、容量 × 1000 を電圧(三相は 1.732 × 電圧)で割ります。計算の画面の「電流」のタブで、どちらの向きも計算できます。
単相3線式(100/200 V)
| 定格電流 | 容量 |
|---|---|
| 30 A | 6 kVA |
| 40 A | 8 kVA |
| 50 A | 10 kVA |
| 60 A | 12 kVA |
単相3線式は 100 V の両側の負荷が平衡しているとき、電圧線1本に流れる電流 × 200 V が容量です。60 A の主幹なら 60 × 200 ÷ 1000 = 12 kVAです。
三相3線式 200 V
| 定格電流 | 容量 |
|---|---|
| 30 A | 10.39 kVA |
| 50 A | 17.32 kVA |
| 75 A | 25.98 kVA |
| 100 A | 34.64 kVA |
表の数は、計算の画面と同じ計算(√3 で計算・小数2桁)でこのページを作るときに求めた値です。約款の 1.732 で計算しても、小数2桁まで同じです。
この容量はブレーカーの定格電流から計算した値で、実際に使っている電力ではありません。電動機などの負荷の電流は、第148条の決まりで遮断器の上限を見るときに使います(遮断器のタブ)。