積む面積に、1 m²当たりのブロック・セメント・砂の量を掛けます。
計算の順番
ブロック積みの材料の量は、積む面積に、1 m²当たりの所要量を掛けて求めます。このアプリの計算は次の順番です。
- 面積(m²)= 積む長さ(m)× 積む高さ(m)
- ブロック(個)= 面積 × 13 個 を切り上げ
- セメント(kg)= 面積 × 1 m²のセメント(100 mm 13.1 kg・120 mm 16.6 kg・150 mm 24.2 kg・190 mm 35.3 kg)
- セメントの袋数 = セメント(kg)÷ 袋の重さ(25 kg)を切り上げ
- 砂(m³)= 面積 × 1 m²の砂(100 mm と 120 mm は 0.03 m³・150 mm は 0.05 m³・190 mm は 0.07 m³)
1 m²当たりの量は、公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)の表A1-8-1・表A1-8-2(コンクリートブロック帳壁・空洞ブロック C(16))の所要量です。材料の所要量は、施工に伴い通常発生する材料の切り無駄等(端材等)を考慮した割増しを含みます(同じ基準の第1編 総則)。このアプリは、この所要量にさらに割増しを加えません。
ブロックとセメントは1個・1袋の単位で買うので、切り上げます。セメントの kg と砂の m³ は切り上げず、画面では kg を小数1桁、m³ を小数3桁で表示します。3.3 m × 1.4 m なら面積は 4.62 m²で、ブロックは 4.62 × 13 = 60.06 個、切り上げて 61 個 です。
積む長さと高さの測り方
長さは、ブロックを積む壁の長さです。同じ高さの壁が何か所かあるときは、長さを合計して入力します。高さが違う所は、高さごとに分けて計算し、計算結果を合計します。
高さは、ブロックを積む部分だけの高さです。基礎と笠木の高さは含めません。ブロックのモデュール寸法(目地幅を含んだ寸法)の高さは 200 mm なので、1段は 0.2 m です。段数から高さを求めるときは、段数 × 0.2 m を入力します。6段なら 1.2 m、10段なら 2.0 m です。
公共建築数量積算基準(令和5年改定)は、間仕切下地の数量を、躯体又は準躯体の設計寸法による面積から、建具類の内法寸法等による開口部の面積を差し引いた面積としています。開口部の面積が1か所当たり 0.5 m² 以下のときは、欠除は原則としてないものとします。コンクリートブロック等による間仕切下地は、面積又は設計寸法による枚数を数量とします(第5編 第1章)。
開口部を引いて計算するときは、計算の画面の「詳しい設定」で「面積の求め方」を「面積を入力」にして、引いたあとの面積を入力します。図面から拾った面積で計算するときも同じです。
同じ基準は、門・フェンス等(囲障)の数量を、材質、形状及び寸法ごとの長さ又は箇所数とし、仕上などの数量は各編の定めによるとしています(第6編 第1章)。このアプリは、材料の量を求めるために、長さに高さを掛けた面積で計算します。
計算の例
厚さごとの 1 m²当たりの所要量で計算した例です(セメントは 25 kg 袋)。
| 長さ × 高さ・厚さ | ブロック | セメント | 砂 |
|---|---|---|---|
| 10 m × 1.2 m・120 mm 面積 12 m² | 156 個 | 8 袋 199.2 kg | 0.360 m³ |
| 6 m × 0.4 m・100 mm 面積 2.4 m² | 32 個 | 2 袋 31.4 kg | 0.072 m³ |
| 3.3 m × 1.4 m・120 mm 面積 4.62 m² | 61 個 | 4 袋 76.7 kg | 0.139 m³ |
| 15 m × 2 m・150 mm 面積 30 m² | 390 個 | 30 袋 726.0 kg | 1.500 m³ |
| 8 m × 1 m・190 mm 面積 8 m² | 104 個 | 12 袋 282.4 kg | 0.560 m³ |
1行目の 10 m × 1.2 m・120 mm は、面積 12 m²、ブロック 12 × 13 = 156 個、セメント 12 × 16.6 = 199.2 kg で 199.2 ÷ 25 = 7.968 なので 8 袋、砂 12 × 0.03 = 0.360 m³ です。
使い方
- 積む長さと高さ(m)を入力します。開口部を引いた面積や図面から拾った面積で計算するときは、「詳しい設定」で「面積を入力」を選びます。
- ブロックの厚さ(100・120・150・190 mm)を選びます。
- ブロックの個数が大きく表示されます。セメントの袋数と kg、砂の m³ と L が、その下に表示されます。
- 式・1 m²当たりの量・割付の数・段数・セメント1袋で積める面積は「計算の内訳」で確認できます。25 kg 以外の袋は「詳しい設定」の「セメントの袋」で「ほかの重さ」を選び、袋の重さを入力します。
出典
- 国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)」第2編 第1章 第8節 既製コンクリート 表A1-8-1・表A1-8-2(コンクリートブロック帳壁・空洞ブロック C(16)・1 m²当たり)
- 国土交通省大臣官房官庁営繕部「公共建築数量積算基準(令和5年改定)」第5編 仕上 第1章 間仕切下地・第6編 屋外施設等 第1章 囲障
- 一般社団法人全国建築コンクリートブロック工業会「あんしんなブロック塀をつくるためのガイドブック シリーズ2 設計者編」Ver2(大阪狭山市の掲載)
- 林野庁「施工パッケージ型積算方式(参考資料)3章 コンクリート工」4-2 モルタル練 表4.8 モルタル練 代表機労材規格一覧