説明

ブロック積みの所要量の表の読み方(公共建築工事標準単価積算基準)

積算基準のブロック帳壁の表の、行と数の意味を説明します。

表の形

公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)の第2編 第1章 第8節 既製コンクリートにある、表A1-8-1 内壁コンクリートブロック帳壁と表A1-8-2 外壁コンクリートブロック帳壁です。どちらも空洞ブロック C(16) の 1 m²当たりの量で、厚さ 100・120・150・190 mm の4つの列があります。内壁の表の行は次のとおりです。

名称100 mm120 mm150 mm190 mm
建築用空洞ブロック(個)13131313
セメント(kg)13.116.624.235.3
細骨材 砂(m³)0.030.030.050.07
鉄筋 D10(kg)3.73.73.73.7
建築ブロック工(人)0.120.130.140.16
普通作業員(人)0.060.070.080.11

このほかに諸経費の行(1式)があります。このアプリが使うのは、建築用空洞ブロック・セメント・細骨材 砂の3行です。

内壁と外壁の違い

内壁(表A1-8-1)と外壁(表A1-8-2)は、ブロック 13 個・セメント・砂・労務の数が、厚さごとに同じです。2つの表で違うのは、鉄筋の行だけです。

鉄筋の配筋は、内壁が縦 D10-400@・横 D10-400@、外壁が縦 D13-400@・横 D10-400@ です(同じ節の適用条件)。重ね継手長さは 45d、定着長さは 40d、配力筋の定着長さは 25d です。1 m²当たりの鉄筋は、内壁が D10 3.7 kg、外壁が D10 1.6 kg・D13 4.0 kg で、どちらも厚さによらず同じです。

このアプリは鉄筋の量を計算しません。塀の配筋は、塀の高さや控壁で変わるので、設計の配筋図から算出します。

労務と化粧積み

労務の行は、1 m²当たりの建築ブロック工と普通作業員の人数です。建築ブロック工は厚さ 100 mm の 0.12 人から 190 mm の 0.16 人まで、厚いほど多くなります。労務の所要量は、平均的能力の作業員による標準作業量です(第1編 総則)。

化粧ブロックで積むときは、表A1-8-3 コンクリートブロック化粧積み加算で、建築ブロック工を片面 0.025 人・両面 0.05 人(1 m²当たり)加えます。材料の行はありません。

表の適用

第8節の表は、建築用コンクリートブロック積み帳壁及び防水立上り保護に適用し、仕様は公共建築工事標準仕様書によるとしています(同じ節の一般事項と適用条件)。表A1-8-4 防水立上り部(れんが押さえ)は、れんがの表です。

塀は表の適用に書いてありません。公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版は、帳壁と高さ 2.2 m 以下の塀を同じ節(8章3節)で扱い、どちらにも特記が無ければ空洞ブロック C(16) を使い(表8.3.1)、同じ積み方で積みます(8.3.6)。このアプリは、塀と花壇の数量もこの表で計算します。その数量は目安として使います。

土留めの擁壁に積む間知ブロックは、この表の対象ではありません。公共建築数量積算基準(令和5年改定)も、囲障を、敷地造成による擁壁等を除いたものとしています(第6編 第1章)。

数量積算基準の計測・計算

公共建築数量積算基準(令和5年改定)は、コンクリートブロック等による間仕切下地の数量を、面積又は設計寸法による枚数としています。開口補強は、設計寸法による開口部の箇所数又は長さです。補強鉄筋・充てんコンクリート等は間仕切下地の構成部材とし、原則として計測の対象としません(第5編 第1章 第2節)。

このアプリは、ブロックの数を面積と表の所要量から計算します。設計寸法の割付図で数えた枚数とは違うことがあります。

出典

ブロックの個数とセメント・砂を計算する