ブロック1 m²当たりの所要量は、厚さによらず 13 個です。
1 m²当たりの所要量
ブロック1 m²当たりのブロック・セメント・砂の量(所要量)です。どの厚さも、ブロックは 13 個です。
| 厚さ | ブロック | セメント | 砂 |
|---|---|---|---|
| 100 mm | 13 個 | 13.1 kg 0.52 袋 | 0.03 m³ 30 L |
| 120 mm | 13 個 | 16.6 kg 0.66 袋 | 0.03 m³ 30 L |
| 150 mm | 13 個 | 24.2 kg 0.97 袋 | 0.05 m³ 50 L |
| 190 mm | 13 個 | 35.3 kg 1.41 袋 | 0.07 m³ 70 L |
セメントの2行目は 25 kg 袋に直した数、砂の2行目は L に直した数です。
1 m²当たりの量は、公共建築工事標準単価積算基準(令和8年改定)の表A1-8-1・表A1-8-2(コンクリートブロック帳壁・空洞ブロック C(16))の所要量です。内壁の表(A1-8-1)と外壁の表(A1-8-2)で、ブロック・セメント・砂の数は同じです。違うのは鉄筋の量だけです。
セメントは、厚さ 100 mm の 13.1 kg から 190 mm の 35.3 kg まで、厚いほど多くなります。砂は 100 mm と 120 mm が同じ 0.03 m³ で、150 mm は 0.05 m³、190 mm は 0.07 m³ です。25 kg 袋に直すと、1 m²は 120 mm で 0.66 袋、190 mm で 1.41 袋です。
13 個と 12.5 個
ブロックの大きさは、標準目地幅 10 mm のとき長さ 390 mm・高さ 190 mm で、目地を含んだモデュール寸法は 400 × 200 mm です(全国建築コンクリートブロック工業会のガイドブック 設計者編)。1個が受け持つ面積は 0.4 m × 0.2 m = 0.08 m²なので、1 m²にちょうど並ぶ数(割付の数)は 1 ÷ 0.08 = 12.5 個です。
表の 13 個は、この 12.5 個より 0.5 個(12.5 個の 4%)多い数です。積算基準は、材料の所要量は施工に伴い通常発生する材料の切り無駄等(端材等)を考慮した割増しを含むとしています(第1編 総則)。表に割増しの率は書いてありません。このアプリは表の 13 個をそのまま使い、割付の数は「計算の内訳」に参考として表示します。
面積ごとのブロックの数
表の所要量(1 m²に 13 個)と、割付の数(1 m²に 12.5 個)で計算した例です。どちらも切り上げです。
| 面積 | 表の所要量 | 割付の数 | 差 |
|---|---|---|---|
| 1 m² | 13 個 | 13 個 | 0 個 |
| 5 m² | 65 個 | 63 個 | 2 個 |
| 10 m² | 130 個 | 125 個 | 5 個 |
| 20 m² | 260 個 | 250 個 | 10 個 |
| 50 m² | 650 個 | 625 個 | 25 個 |
| 100 m² | 1,300 個 | 1,250 個 | 50 個 |
面積が大きいほど、差は大きくなります。100 m² では 50 個の差です。ブロックの発注数は、割付図で数えた数と比べて決めます。
厚さの選び方
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版(8.3.2)は、特記が無ければ、塀に使うブロックの正味厚さを、塀の高さが 2 m 以下なら 120 mm、2 m を超えるなら 150 mm としています。
建築基準法施行令 第62条の8は、塀の壁の厚さを 15 cm 以上(高さ 2 m 以下の塀は 10 cm 以上)としています。国土交通省の「ブロック塀等の点検のチェックポイント」も、同じ厚さを点検の項目にしています。厚さ 100 mm と 120 mm のブロックは 15 cm より薄いので、積めるのは高さ 2 m 以下の塀までです。
ブロックの種類は、特記が無ければ空洞ブロック C(16) です(公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版 表8.3.1)。表の名前の「空洞ブロック C(16)」も同じ種類で、C(16) は圧縮強さによる区分です。