説明

板金の展開長の計算の使い方(中立面基準法と伸び補正値の画面)

中立面基準法と伸び補正値の2つの画面の、入力のしかたと計算結果の読み方です。

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板厚・曲げ半径・曲げ角度か、外寸と伸び補正値から、曲げの展開長(mm)

中立面基準法の画面(板厚・R・曲げ角度から)

板厚 t・内側の曲げ半径 R・曲げ角度 Θ と、曲げの両側の直線部 a・b を入力すると、曲げる前の板の展開長 L と曲げ部の長さ x を表示します。式はアマダの板金加工の基礎講座の中立面基準法 L = a + x + b です。

例えば板厚 2.3 mm・内側の曲げ半径 15 mm・曲げ角度 60°・直線部 a 40 mm・b 30 mm を円周率 3.14 で計算すると、曲げ部の長さ x は 33.81 mm、展開長は 103.81 mm です。曲げ部の長さは出典の演習問題 8 の「R部(60度)」の 33.81 mm と同じ数です。

直線部 a・b は曲げの円弧を除いた平らな部分の長さで、図面の外側寸法とは違います。曲げ角度 Θ は曲げた後の2つの面の内側の角度(製品の角度)で、円弧の中心角は 180 − Θ です。計算結果の「円弧の中心角」で、思った曲げになっているかを確かめられます。

R が板厚の5倍より小さい曲げでは、板が薄くなって中立面が内側へ寄ります。画面は R/t の区分(A〜E)を求め、出典の表の板厚の減少率 t1/t で曲げ部の長さを計算します。区分と t1/t は計算結果に表示します。

伸び補正値の画面(外側寸法加算法)

外側寸法を面ごとに1行ずつ(L 形は2行、コの字は3行)と、伸び補正値 α を入力すると、展開長 = 外側寸法の合計 − α × 曲げ回数 を表示します。曲げ回数は外側寸法の数 − 1 で、空の行は数えません。行は「+ 寸法を追加」で増やせます。

例えば L 形の外寸 100・100 と伸び補正値 1.74 mm なら、展開長は 198.26 mm です(アマダ 第3回の例題)。それぞれの行の下には、展開図の曲げ線の位置(端から曲げ線まで 99.13 mm)を表示します。

試し曲げから伸び補正値を求める

伸び補正値の画面の「求めるもの」で「伸び補正値 α」を選び、曲げる前の長さと、曲げた後に測った外側寸法を入力します。α = 外側寸法の合計 − 曲げる前の長さ です。曲げが2か所以上なら、差を曲げ回数で割ります。

出典の例では、200 mm の板を 90° に曲げた後の外寸が 100.87・100.87 で、合計 201.74 mm との差の 1.74 mm が伸び補正値です。

計算結果の丸めと円周率

長さは小数第2位(0.01 mm)に四捨五入して表示します。丸める前の数と途中の式は「計算の内訳」にあります。

中立面基準法の画面は円周率 π(3.14159…)で計算します。出典の演習問題と同じ数にするときは「詳しい設定」で 3.14 を選びます。演習問題 8 の展開長は 3.14 なら 170.71 mm、π なら 170.73 mm で、違いは 0.02 mm です。

出典

このアプリで計算する

板厚・曲げ半径・曲げ角度か、外寸と伸び補正値から、曲げの展開長(mm)

伸び補正値で展開長を計算する