勾配・長さ・面積の3つのタブで、勾配の換算と、流れの長さ・屋根の面積を出します。
できること
- 勾配: 寸・角度・%・分数のどれか1つを入れると、ほかの表し方と、勾配係数(伸び率)・隅棟の伸び率を出します。
- 長さ: 勾配と、水平の長さか立面図の高さを入れると、流れの長さ・隅棟(谷)の長さ・高さを出します。
- 面積: 勾配と、伏図の縦・横か面積を入れると、屋根の面積(葺き上げ面積)と坪を出します。天窓などの開口も差し引きます。
勾配・長さ・面積の欄には、初めから数を入れていません。入れていない数で答えが出て、それに気づかないことを防ぐためです。
勾配のタブ
「勾配の入れ方」で寸・角度・%・分数を選び、勾配を入れます。分数は高さと水平の2つの欄で、3/100 なら高さ 3・水平 100 と入れます。図面の高さと水平の寸法(mm)をそのまま入れてもかまいません。
寸・%・分数で入れると角度を、角度で入れると寸勾配を大きく出し、その下にほかの表し方と2つの係数を並べます。例えば 4寸は 21.80°(21°48′05″)・4/10・40/100・40% で、勾配係数は 1.077、隅棟の伸び率は 1.470 です。30° は 5.774寸 です。
長さのタブ
勾配と、軒先から棟までの水平の長さを入れると、流れの長さ・隅棟(谷)の長さ・高さ(立ち上がり)を出します。立面図の高さしか分からないときは、「入れる長さ」を「立面図の高さ」にします。
4寸で水平の長さが 3 m なら、流れの長さは 3 × 1.077 = 3.231 m、隅棟の長さは 3 × 1.470 = 4.410 m、高さは 1.200 m です。図面の寸法(mm)で入れるときは、詳しい設定で単位を mm にします。
面積のタブ
軒の出を含めた伏図の縦・横(か面積)と勾配を、屋根ごとに1行ずつ入れます。勾配の違う屋根(大屋根と下屋など)は行を分けると足します。天窓などの開口は、内法の面積を1か所ずつ入れます。
4寸で伏図が 10 m × 6 m なら、60.00 m² × 1.077 = 64.62 m²(19.55 坪)です。2寸の下屋 12 m² を足すと 76.86 m² です。
詳しい設定
長さと面積のタブの「詳しい設定」では、次の3つを選べます。選んだ物は画面に1行で出ています。
- 勾配の入れ方: 寸・角度・% から選びます。分数で決まっているときは寸に直します(3/100 は 0.3寸)。
- 単位: 長さを m と mm のどちらで入れるかです。m の欄に 1,000 以上の数を入れると、mm ではないかと知らせます。
- 係数の丸め: 係数を表と同じ小数3桁に四捨五入してから掛けるか、丸めずに掛けるかです。初めは表と同じ小数3桁です(アイジー工業の積算例と同じやり方)。
数の丸め
- 角度: 小数2桁(度分秒は秒まで)。カナメの換算表・旭ファイバーグラスの表と同じ桁です。
- 勾配係数・隅棟の伸び率: 小数3桁。旭ファイバーグラス・アイジー工業の表と同じ桁です。
- 長さ: m で入れたときは小数3桁(mm の位まで)、mm で入れたときは小数1桁です。
- 面積: 小数2桁(公共建築数量積算基準 第1編 2(6))。坪も小数2桁です。
端数はどれも四捨五入です。面積は、伏図の面積・屋根の面ごとの面積・開口の面積を小数2桁にそろえてから足し引きします。積算基準は計算の途中も小数点以下第2位にしてよいとしていて、画面に出た数を手で掛けても同じ答えになります。