重量は、総延長(1本の長さ × 本数)に単位質量を掛けて出します。
計算式
総延長 = 1本の長さ × 本数
重量 = 総延長 × 単位質量
重量(t)= 重量(kg)÷ 1,000
公共建築数量積算基準は、鉄筋の数量を「規格、形状、寸法等ごとに」計測・計算した長さを設計長さとし、その設計長さに JIS に定める単位質量を乗じた質量としています(第4編 第3章 第2節 1 通則)。
例
- D13 3.6 m × 51本: 3.6 × 51 = 183.60 m、183.6 × 0.995 = 182.682 kg → 182.7 kg(0.18 t)
- D22 6.5 m × 24本: 156 m × 3.04 = 474.24 kg → 474.2 kg(0.47 t)
- D10 1.8 m × 120本: 216 m × 0.560 = 120.96 kg → 121.0 kg(0.12 t)
- 3行の合計: 777.9 kg(0.78 t)
端数の扱い
公共建築数量積算基準では、端数は四捨五入し、長さ・面積・体積・質量は小数点以下第2位とします(計測・計算の過程も第2位とすることができる)。質量の単位は原則として t です。工事費内訳書の数量は、小数点以下第2位を四捨五入して第1位(100 以上は整数)とします(第1編 2 基本事項)。
この計算は、kg を小数点以下第1位、t を第2位まで四捨五入して見せています。合計は、行ごとの丸める前の数を足してから丸めます。
設計数量と所要数量
設計数量は、設計図書の個数と設計寸法から求めた数量です(材料のロス等は単価の中で考慮する)。所要数量は、定尺寸法による切り無駄や施工上やむを得ない損耗を含んだ数量です(第1編 2 基本事項)。鉄筋の所要数量は、設計数量の 4% の割増を標準とします(通則 9))。
杭に用いる鉄筋の所要数量は設計数量の 3% 増、山留め壁(地中連続壁)の鉄筋は所要数量とし 3% 増を標準とします(第3編)。例えば D25 12.0 m × 16本の杭の鉄筋は、設計数量 764.2 kg(0.76 t)、所要数量 787.1 kg(0.79 t) です。
設計長さの数え方の決まり
- 基礎・柱・梁・床板・壁などの先端で止まる鉄筋は、コンクリートの設計寸法をその部分の鉄筋の長さとし、設計図書等で指定された場合はフックの長さを足します。ただし、径13 mm 以下の鉄筋のフックはないものとします(通則 1))。
- フープ・スタラップの長さは、柱・基礎梁・梁・壁梁のコンクリートの断面の設計寸法による周長で、フックはないものとします(通則 2))。
- 幅止筋の長さは、コンクリートの設計幅又は厚さで、フックはないものとします(通則 3))。
- フック・定着・余長・重ね継手の長さは、設計図書に記載のない場合は JASS 5 の規定を準用し、小数点以下第3位を四捨五入して第2位(m)とします(通則 6))。
- 開口部による鉄筋の欠除は内法寸法によります。1か所当たり内法面積 0.5 ㎡以下の開口部では、原則として鉄筋を差し引きません(通則 8))。