岩盤のポンプ浚渫船・暫定水深・表と違う余掘厚など、よくある質問と回答です。
船種と施工水深から余掘厚・余掘幅と扱い土量
岩盤を選んでポンプ浚渫船にすると、計算できません
数量算出要領の表-2.1・表-2.2 の岩盤の行は、グラブ浚渫船とバックホウ浚渫船の2つだけで、ポンプ浚渫船の値がありません。値を作らずに「表に値がありません」と表示します。
暫定水深の浚渫でも余掘を見込みますか
数量算出要領(2.1 (5))の決まりは次のとおりです。
- 暫定水深の浚渫については、原則として余掘を見込まないものとする。
- ただし、暫定水深であってもその水深で暫定供用する場合は、余掘土量を算出する。
- なお、当該年度の予算上の暫定水深が供用を開始する水深より深い場合は、余掘土量を算出しない。
このアプリでは「詳しい設定」の浚渫の水深で選びます。「暫定水深の浚渫(余掘なし)」を選ぶと、余掘土量を 0 として、扱い土量は純土量のままです(使い方の例の純土量なら 52,000.0 m³)。その水深で暫定供用する場合は「暫定水深で暫定供用する(余掘あり)」を選びます。
表と違う余掘厚や余掘幅を使ってよいですか
表-2.1・表-2.2 は標準的な値です。注には、波浪・潮流の激しい海域での浚渫、浮泥土層の浚渫、潮位測定・深浅測量等の困難な海域等での浚渫は別途定めることができ、表により難い場合は試験掘またはボーリング等によって定める、とあります。このアプリは表の値だけを使うので、別の値を定めたときは、その値で計算します。
岸壁の前面を浚渫するときの余掘は
数量算出要領(2.2 (3))は、既設岸壁直近と受働崩壊幅の範囲内は能力係数の補正が必要になるため、その範囲の土量を別途算出するとし、「受働崩壊幅の範囲内の余掘土量は、計画水深と設計水深の 1/2 とする」としています。表-2.1 の注も、既設岸壁前面の受動崩壊幅以内の浚渫の余掘厚は別途定めるとしています。この範囲は、このアプリの計算に含みません。
扱い土量に土量の変化率を掛けますか
北海道開発局のマニュアル(案)は、扱い土量(浚渫・砕岩〜運搬〜陸揚げ)は原則として土量変化率を考慮せずに 1:1 とするとしています。このアプリも変化率を掛けません。
数量総括表の「側面余掘」とは
数量算出要領の数量総括表の例(図-2.14)と表-2.4 には、法面余掘・底面余掘と並んで側面余掘の欄があります。北海道開発局のマニュアル(案)は、浚渫箇所が点在する場合に計画水深以深に見込む法面(側面)余掘を、法面余掘面積 ×(底面余掘厚 × 1/2)としています。このアプリの計算の画面には含みません。
施工水深がちょうど 9.0 m のときは
「−9.0m以上」の列です。ポンプ浚渫船の底面余掘厚は 1.0 m、グラブ浚渫船は 0.6 m です。ちょうど 5.5 m は「−5.5〜−9.0m未満」の列です。
「−7.5」と「7.5」のどちらで入力しますか
どちらでも、深さ 7.5 m として計算します。図面の水深は負の数で書かれることが多いので、そのまま入力できるようにしています。
出典
船種と施工水深から余掘厚・余掘幅と扱い土量