法枠工の3つの工種は、数量を面積で算出するか延長で算出するかが違います。
枠の範囲・間隔・梁断面から、縦枠と横枠の延長
3つの法枠工と数量の単位
要領の 5.1 法枠工には、プレキャスト法枠工・現場打法枠工・吹付枠工の3つがあります。数量の単位が違うので、同じ法面でも数量の求め方が変わります。
| 工種 | 適用 | 数量 |
|---|---|---|
| 5.1.1 プレキャスト法枠工 | プレキャストブロックによる法枠工 | 中詰面積を含めた面積(m²) |
| 5.1.2 現場打法枠工 | 現場打法枠工 | 施工面積(m²) |
| 5.1.3 吹付枠工 | 型枠鉄筋のプレハブ部材を用い鉄筋を含む吹付枠工 | 施工延長(m) |
現場打法枠工
5.1.2 現場打法枠工は、現場打法枠・コンクリート・型枠・鉄筋・中詰等の数量を区分ごとに算出します。現場打法枠の数量は施工面積です。施工方法は人力打設とコンクリートポンプ車打設に分け、人力打設は「施工法面の天端にコンクリート運搬車が接近でき、直打・シュート打が可能な箇所で、平均法長11m以下、法勾配1:1.5~1:2.0の法面」、それ以外の法面はコンクリートポンプ車打設です。
プレキャスト法枠工
5.1.1 プレキャスト法枠工は、プレキャスト法枠の数量を中詰面積を含めた面積で算出し、材料は種類に応じて使用量(個)を算出します。プレキャストブロックはアンカー及び吸出防止材の有無で区分し、1 m² 当たりのプレキャストブロック使用量(個)も算出します。吹付枠工の枠内中詰は、この 5.1.1 により必要量を算出します。
吹付枠工の数量は延長
5.1.3 吹付枠工は、吹付枠の数量を施工延長(m)で算出します。梁の長さを縦枠と横枠に分けて求めるので、範囲の面積が同じでも、枠の間隔と梁断面で数量が変わります。同じ範囲(H 6.3 m・L 12.3 m・梁断面 300×300)で枠の間隔だけを変えた例です。
| 枠の間隔(m) | 縦枠 | 横枠 | 縦枠(m) | 横枠(m) | 合計(m) |
|---|---|---|---|---|---|
| A = B = 1.5 | 9本 | 5段 | 56.7 | 48.0 | 104.7 |
| A = B = 2.0 | 7本 | 4段 | 44.1 | 40.8 | 84.9 |
| A = B = 3.0 | 5本 | 3段 | 31.5 | 32.4 | 63.9 |
間隔を狭くすると、縦枠の本数と横枠の段数が増えて、延長は長くなります。
出典
- 国土交通省「令和8年度 土木工事数量算出要領」(令和8年4月)第1編 1.2 数量計算方法・1.5 数量計算の単位及び数位・5.1 法枠工(5.1.1 プレキャスト法枠工・5.1.2 現場打法枠工・5.1.3 吹付枠工)・5.2 吹付工(四国地方整備局の公開版)(5.1.1 プレキャスト法枠工・5.1.2 現場打法枠工・5.1.3 吹付枠工(1-5-2〜1-5-8))
枠の範囲・間隔・梁断面から、縦枠と横枠の延長