数量と台数の2つのタブの、入力のしかたと計算結果の読み方です。
数量のタブ
- 打設箇所を1行に1つずつ入力します。部位を「土間・スラブ」「布基礎・梁」「壁」「柱・独立基礎」から選ぶと、寸法の欄の名前が部位に合わせて替わります(土間・スラブなら縦・横・厚さ)。
- 寸法は m で入力します。図面の mm の数をそのまま入力するときは、「詳しい設定」で寸法の単位を mm にします。厚さに 120 のような mm の数を m のまま入力すると、行の下に注意の一言が表示されます。
- 箇所数は、同じ寸法の物の数です。1つなら 1 と入力します。空欄を 1 とはみなさないので、入力するまでその行の体積は計算されません。
- 打設箇所が2つ以上あるときは「+ 打設箇所を追加」で行を追加します。逆T字の布基礎や L字の土間のように直方体でない所は、直方体に分けて1行ずつ入力します。
- 窓・出入口・床の開口など、コンクリートを打設しない所があるときは「+ 開口部を追加」で、内法の幅と高さ、コンクリートの厚さ、箇所数を入力します。見付面積が1か所 0.5 m² 以下の開口部は引きません。
行のすぐ下にその行の体積が、下の計算結果の欄にコンクリートの数量が表示されます。「計算の内訳」には、部位ごとの式、行ごとの寸法と体積、開口部の見付面積と引く体積が並びます。足りない欄がある行は、何を入力すれば体積を計算できるかを行の下に表示し、数量には算入しません。
台数のタブ
- 打設する数量(m³)を入力します。数量のタブで「この数量で生コン車の台数を計算する」を押すか、下の「台数」のタブを押すと、数量のタブで計算した数量が反映されます。
- 割増(%)を入力すると、その分を数量に加えて注文する量を計算します。空欄は 0% で、数量のままです。
- 1台の量(m³)は、生コン車1台に積む量です。車の大きさと工場で変わるので、工場に聞いた量を入力します。
生コン車の台数と、最後の車に積む量、注文する量が表示されます。1台の量が空欄のときは、注文する量だけを表示します。
例: 土間と布基礎を打設する
5 m × 4 m・厚さ 0.12 m の土間と、ベース 幅 0.45 m × 厚さ 0.15 m・立上り 幅 0.15 m × 高さ 0.45 m の布基礎が 32 m ある場合です。土間は 2.40 m³、布基礎はベースが 2.16 m³、立上りが 2.16 m³ で、数量は 6.72 m³ です。
| 部位 | 寸法(m) | 箇所数 | 体積(m³) |
|---|---|---|---|
| 土間・スラブ | 5 × 4 × 0.12 | 1 | 2.40 |
| 布基礎・梁(ベース) | 0.45 × 0.15 × 32 | 1 | 2.16 |
| 布基礎・梁(立上り) | 0.15 × 0.45 × 32 | 1 | 2.16 |
| 計 | 6.72 |
台数のタブで割増を 3% にすると、注文する量は 6.72 × 1.03 = 6.9216 を四捨五入して 6.92 m³ です。1台 4 m³ なら 2 台で、最後の車は 2.92 m³ です。
出典
- 公共建築数量積算基準(令和5年改定)(国土交通省大臣官房官庁営繕部): 第4編 第2章 第2節 1 通則(1)4)開口部・2 各部分の計測・計算(p.12〜14)
基準の表や条文は丸ごと載せていません。式と、要る決まりだけを引いています。