説明

生コン車の台数の計算と注文する量(割増)

注文する量を1台の量で割り、切り上げて台数を求めます。

台数の計算式

注文する量 = 数量 ×(1 + 割増 ÷ 100) 台数 = 注文する量 ÷ 1台の量(切り上げ) 最後の車の量 = 注文する量 − 1台の量 ×(台数 − 1)

注文する量は小数点以下第2位に四捨五入し、その量で台数を求めます。割り切れるときは、その台数のままで、最後の車も1台の量です。

数量 10.5 m³・割増 3% なら、10.5 × 1.03 = 10.815 を四捨五入して 10.82 m³ です。1台 4.25 m³ なら、10.82 ÷ 4.25 ≒ 2.55 を切り上げて 3 台、最後の車は 10.82 − 4.25 × 2 = 2.32 m³ です。8 m³ を 1台 4 m³ で運ぶなら、ちょうど 2 台です。

割増は数量に含まれていない

公共建築数量積算基準は、数量を原則として設計数量としています。設計数量は、設計図書に書いてある個数と設計寸法から求めた数量で、材料のロスなどは単価の中で考えます。これとは別に、定尺寸法による切り無駄や、施工上やむを得ない損耗を含んだ数量を所要数量と呼び、所要数量であることを明示するとしています(第1編 総則 2(2))。

数量のタブで計算する数量は、この設計数量にあたります。生コンを注文する量は、これに見込む割増を加えた量です。

積算基準は、鉄筋の所要数量の割増を設計数量の 4% と標準を決めていますが(第4編 第3章 第2節 1 通則 9))、コンクリートの割増の率は決めていません。場所打ちコンクリート杭は「杭工法及び杭径による適切な割増」、型枠を使わないラップルコンクリートは「割増を行った数量」とあるだけで、率の数は書いていません(第3編 第2章 第2節 2(2)(4))。割増は、それぞれの現場や会社で決めた割合を入力します。

1台の量

生コン車1台に積む量は、車の大きさと工場で変わります。このページは車ごとの量を収録していないので、注文する工場に聞いた量を入力します。1台の量を替えて、台数と最後の車の量を比べることもできます。

最後の車がごく少ないとき

数量 4.06 m³・割増 5% なら注文する量は 4.26 m³ で、1台 4.25 m³ だと 2 台になり、最後の車は 0.01 m³ です。割増を 4% にすると 4.22 m³ で 1 台に収まります。台数は割増の決め方で変わるので、最後の車の量も見て、打設の段取りと合わせて確かめます。

種類・強度の違う生コンは別に計算する

積算基準は、コンクリートの数量を普通コンクリート・軽量コンクリートなどの種類、調合、強度、スランプなどで区分するとしています(第4編 第2章 第2節 1 通則(1)1))。捨てコンクリートと躯体のように、注文する生コンが違うときは、それぞれの数量で台数を求めます。

出典

基準の表や条文は丸ごと載せていません。式と、要る決まりだけを引いています。

生コン車の台数を計算する