技能検定の公表問題にある数値を、式と正解を照らして確認します。
稼働時間と故障回数から平均故障間隔を計算
稼働240時間・故障6回の例
2025年度1級機械系の問7は、稼働時間の合計240 h、故障停止6回、修復時間の合計60 hという条件です。問題に示されたMTBF 40 hという記述は、公式正解で○です。
MTBF = 240 h ÷ 6回 = 40 h
同じ条件を修復時間の式に用いると、MTTR = 60 h ÷ 6回 = 10 hです。このMTTRは問題の正解欄に掲載された数値ではなく、資料の式で求めた補足計算です。稼働時間と修復時間を取り違えると、二つの指標を逆に読むことになります。
修復80時間・故障4回の例
2022年度1級機械系の問7は、稼働時間の合計160 h、故障停止4回、修復時間の合計80 hという条件です。問題のMTTR 20 hという記述は、公式正解で○です。
MTTR = 80 h ÷ 4回 = 20 h
この条件からMTBFを計算すると40 hです。二つの例はMTBFが同じですが、修復時間の平均は異なります。故障の間隔だけでなく、修復に要した時間も別に確認する必要があることが分かります。
問題文と正解表を組み合わせて読む
技能検定には、正しい記述と誤った記述を判断する問題があります。問題文に印刷された数値を、正解表を確認せずそのまま計算例として扱うことはできません。ここでは、MTBFの定義、MTBFの数値例、MTTRの数値例をそれぞれ正解表と照合しています。
別の年度の問題でも、数値や指標名が同じとは限りません。稼働時間と修復時間、MTBFとMTTRを一つずつ照らして確認します。下の出典は問題と正解を対にして掲載しており、計算の根拠となった設問へ戻って確認できます。
出典
両年度の1級機械系問7(本文1ページ)。MTBFとMTTRの公式正解はいずれも○です。
稼働時間と故障回数から平均故障間隔を計算