説明

モルタルのロスと水の量

表の量に入っているロスと、水の量の出し方の説明です。

ロスは表の量に入っている

この道具が使うモルタル練の表(林野庁・大阪市・国土交通省)は、どれも「材料ロスを含む」と注記しています。この道具は、表の量(1:1・1:2・1:3)をそのまま使い、割増は足しません。表には、ロスをどれだけ見込んだかの率は書いてありません。この道具も、率は出しません。

国土交通省の公園緑地工事標準歩掛(令和8年6月)は、モルタル金ゴテ仕上げ 1 m² に 1:3 のモルタル 0.02 m³ を数え、モルタルは国土交通省土木工事標準積算基準書のコンクリート工によって計上するとしています。0.02 m³ の 1:3 は、表の量のままでセメント 10.6 kg・砂 0.021 m³ です。

割増を足すとき

「ほかの配合」で打った1m³の量にロスが入っていないときや、余分に見たいときは、「詳しい設定」の割増(ロス)で「足す」を選び、%を打ちます。モルタルの量に(1+割増÷100)を掛けてから、セメントと砂を出します。

21 m²・20 mm・1:3 で、割増なしならセメント 222.6 kg(9 袋)、割増 5% を足すと 233.7 kg(10 袋)です。表の量に割増を重ねると、ロスを2回数えることになります。

水の量

モルタルの水の量は、この道具が使うモルタル練の表にも、公共建築工事標準仕様書にも、決まった値がありません。標準仕様書が決めているのは、水は上水道水などを使うこと、既調合材料は JIS A 6916(建築用下地調整塗材)によることなどです(15.3.2)。

水の量を出したいときは、施工計画書や材料の製造所が決めた水セメント比(%)を「詳しい設定」に打ちます。水(L)= セメント(kg)× 水セメント比 ÷ 100 で、水 1 kg を 1 L として出します。水セメント比を打たなければ、水は出しません。

出典

モルタルの材料を計算する