モルタル1m³に使うセメントと砂の量を、公の積算基準の表で示します。
1m³当たりのセメントと砂
モルタル1m³を作るのに使うセメントと砂の量は、公共工事の積算基準の「モルタル練」の表に載っています。配合はセメント:砂の比で、砂が多い配合ほどセメントは少なくなります。
| 配合 | セメント | 25 kg 袋 | 砂 |
|---|---|---|---|
| 1:1 | 1,100 kg | 44.0 袋 | 0.75 m³ |
| 1:2 | 720 kg | 28.8 袋 | 0.95 m³ |
| 1:3 | 530 kg | 21.2 袋 | 1.05 m³ |
1:1・1:2 は大阪市土木工事標準積算基準書 表2.1、1:3 は林野庁 施工パッケージ型積算方式 表4.7の数です。
袋の数は、セメントの量を、表の代表の材料「セメント 高炉B 25 kg 袋入」の 25 kg で割った数です。1m³ちょうどを練るなら、切り上げて 1:3 で 22 袋、1:2 で 29 袋、1:1 で 44 袋を用意します。
表の量に入っている物・入っていない物
- 材料ロスを含みます(表の注記)。この道具は、表の量に割増を重ねません。
- 目地等の仕上げは含みません(表の注記)。
- 人力でモルタルを練る作業(人力による現地練)の表です(林野庁の資料の適用範囲)。
- 代表の材料は、セメントが「高炉B 25 kg 袋入」、砂が「細目(洗い)」です(林野庁の表4.8)。
表の条件はセメントの種類(普通・高炉)で分かれていますが、材料の量の表は1つで、どちらも同じ量で数えます。
3つの配合の出どころ
国土交通省の施工パッケージ型積算基準(平成25年10月1日以降に入札を行う工事から適用)には、1:1・1:2・1:3 の3つの行がありました(表3.7)。今の林野庁の施工パッケージ型積算方式(参考資料)は、モルタル練の混合比を 1:3 とし、表4.7は 1:3 の行だけです。
大阪市土木工事標準積算基準書(令和6年10月)は、1:1 と 1:2 のモルタル練を自分の表(表2.1)に持ち、1:3 は国土交通省の土木工事標準積算基準書によるとしています。3つの数は、どれも平成25年の国土交通省の表と同じです。
配合の比の意味
公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の表15.3.3は、モルタルの調合を容積比で書いています。1:3 は、セメント1に対して砂3の割合という意味です。コンクリート等の下地の壁の下塗りの 1:2.5 のように、表に無い配合の1m³の量は、この道具では作らず、「ほかの配合」で打ってもらいます。