説明

マニングの式の計算のよくある質問

呼び径と内径、勾配の単位、満流で設計する理由など、迷いやすい所です。

管径は呼び径ですか、内径ですか

式の d は管の内径です(アロン化成の技術資料「d:内径」)。町田市公共下水道設置基準は「流量計算は、管の呼び径を基に行う」としていて、横浜市の流量表と堺市の表2-5 のヒューム管の行も、呼び径を内径として計算した値と一致します。一方、アロン化成の技術資料の満管流の表は、サイズ 200 の流水断面積を 0.03205 m²(内径にすると約 202 mm)としていて、管の実際の内径で計算しています。勾配 3 ‰・n = 0.010 の満流は、内径 200 mm で 0.0234 m³/s、内径 202 mm で 0.0240 m³/s です。どちらで計算するかは、協議先の基準に合わせます。

勾配は ‰ と % のどちらで入力しますか

計算の画面は ‰ で入力します。「詳しい設定」で % に替えられます。1/100 は 10 ‰(1 %)、1/200 は 5 ‰(0.5 %)です。式の I は、‰ なら 1,000 で、% なら 100 で割った小数です。

流量が最大になるのは満流ではないのですか

円形管の流量が最大になるのは、水深がほぼ93 % のときです(長野県土木事業設計基準)。それでも基準は、安全を考えて円形管は満流で断面の大きさを定めるとしています。計算の画面で水深比に 93.8 を入力すると、満流より多い流量になるのを確かめられます。

流速が 3.0 m/s を超えたときは

長野県の基準は、地表こう配がきつく、最大流速が 3.0 m/s を超すような結果になるときは、適当な間隔に段差を設けてこう配を緩くし、流速を小さくするとしています。段差の設置が難しいときは、減勢工の設置や管径・マンホールの種別を1ランク上げるなどの減勢措置を考慮するとしています。

ポンプで送る管(圧送管)も計算できますか

できません。長野県の基準は、圧送式では Hazen・Williams 式を用いるとしています。このアプリは自然流下の円形管をマニング公式で計算します。

ボックスカルバートや開水路は計算できますか

このアプリは円形管だけです。長野県の基準は、く形きょは水深を内のり高さの9割、馬てい形きょは8割として断面を定めるとし、町田市の基準は、ボックスカルバートは9割、開水路は8割の水深で排水可能な断面とするとしています。生駒市の基準の粗度係数は、函渠・三面張水路が 0.020 です。

流量の単位は

計算の画面は m³/s と L/s で表示します。1 m³/s = 1,000 L/s です。生駒市・長野県の基準と、横浜市・堺市の流量表は m³/s(m3/sec・m³/秒)です。

計算結果の扱い

出典

マニングの式で流量を計算する