説明

4-20mAの換算のよくある質問(4 mA から始まる理由・%FS と %RD)

4-20mA の換算で、よく聞かれることをまとめました。

なぜ 0 mA ではなく 4 mA から始まるのですか

流体工業の技術資料は、流量計の出力電流 4.0 mA で指示計の針は 0 を指し、電源が入っていないか故障して電流が 0 mA になると、針は 0 より下がって故障が目で分かる、としています。

レンジの下限(0 %)でも 4 mA が流れているので、0 % と、信号が来ていない状態を見分けられます。

4 mA より小さい電流や、20 mA より大きい電流は換算できますか

このアプリでは計算しません。東フロコーポレーションの換算ツールも、4 mA 未満・20 mA 超を入力エラーにしています。電圧の信号も、選んだ信号の範囲(1-5V なら 1〜5 V)の外は計算しません。

4-20mA を 1-5V にするには

流体工業の技術資料は、4〜20 mA の電流出力に 250 Ω の抵抗を接続すると、1〜5 V の電圧を計測できる、としています。12 mA なら 3 V です(1-5V のスケーリング)。

2線式の電源は何 V ですか

流体工業の技術資料は、4〜20 mA の2線式電流発信の流量計の電源は通常 24 V DC が多く使われ、電源容量は約 30 mA としています。DC 電源の+と−を逆に接続すると正しく出力されず、電流計の端子を逆に接続すると表示が出ないので、極性に注意します。

精度の %FS と %RD はどう換算しますか

東フロコーポレーションのツールは、FS をフルスケール基準、RD を読み値基準の精度の書き方とし、次の式で換算しています。誤差量 = フルスケール値 × FS% ÷ 100、RD% = 誤差量 ÷ 読み値 × 100。

例えばフルスケール値 100、読み値 50 で 1 %FS なら、誤差量は ±1、RD 精度は 2 %RD です。同じ誤差量でも、読み値が 25 なら 4 %RD になり、読み値が小さいほど %RD は大きくなります。

工業量の単位は何を入力すればよいですか

単位は自由です(℃・MPa・kPa・m³/h・L/min・% など)。単位は計算結果と履歴の表示に使うだけで、計算には使いません。空欄でも計算します。

レンジの下限と上限は、計器に設定したレンジ(4 mA と 20 mA のときの値)を、その単位のまま入力します。

開平を選ぶのはどんなときですか

差圧式流量計で、差圧に比例する信号(開平の前の信号)から流量を求めるときです。信号がすでに開平した後の信号(流量に比例する信号)なら、特性は「直線」にします(開平演算はなぜ必要か)。

出典

4-20mA を換算する