1-5V などの電圧の信号を、工業量に換算する式です。
電圧の信号の換算の式
東フロコーポレーションの「アナログ出力換算ツール」は、電圧の信号(1-5V・0-5V・1-10V・0-10V)を次の式で換算しています。
1-5V なら出力下限は 1 V、出力上限は 5 V で、(出力上限 − 出力下限)は 4 V です。0-10V なら 0 V と 10 V で、10 V です。4-20mA の式の「4」と「16」が、電圧の信号では出力下限とそのスパンに替わるだけで、形は同じです(4-20mA の換算式)。
計算例
| 信号 | レンジ | 電圧 | 工業量 |
|---|---|---|---|
| 1-5V | 0〜100 | 3 V | 50 |
| 1-5V | 0〜200 ℃ | 2 V | 50 ℃ |
| 0-10V | 0〜1 MPa | 2.5 V | 0.25 MPa |
| 0-5V | 0〜100 | 1 V | 20 |
| 1-10V | 0〜100 | 5.5 V | 50 |
1-5V で 0〜100 のレンジのとき 3 V で 50 になるのは、東フロコーポレーションのツールの入力例と同じです。1-5V の 3 V と 4-20mA の 12 mA は、どちらもレンジの 50 % です。
4-20mA を 250 Ω で受けると 1-5V
流体工業の技術資料は、4〜20 mA の電流出力に 250 Ω の抵抗を接続すると、1〜5 V の電圧を計測できる、としています。電圧は電流 × 抵抗なので、4 mA × 250 Ω = 1 V、20 mA × 250 Ω = 5 V です。
| 電流 | 250 Ω の電圧 | レンジの % |
|---|---|---|
| 4 mA | 1 V | 0 % |
| 8 mA | 2 V | 25 % |
| 12 mA | 3 V | 50 % |
| 16 mA | 4 V | 75 % |
| 20 mA | 5 V | 100 % |
エム・システム技研の開平演算器 MS3513 の仕様書でも、電流入力(4〜20 mA)の入力抵抗は 250 Ω で、入力モニタ端子の信号レベルは「入力信号 × 受信抵抗」と書かれています。電流の信号を電圧で確かめるときは、この関係を使います。
PLC のアナログ入力のスケーリング
PLC や調節計で 4-20mA や 1-5V を受けて工業量に直すこと(スケーリング)も、式の形は同じです。信号の下限と上限を、その入力の範囲に置き換えて計算します。アナログ入力が信号を数値(ディジタル値)に変換して扱う機器では、その数値の範囲が機器ごとに違うので、取扱説明書で範囲を確かめてから、出力下限と出力上限をその数値にします。
このアプリでは、「詳しい設定」の信号の種類で 4-20mA・1-5V・0-5V・1-10V・0-10V を選べます。