部材・開口部・接続部の3つの表の入力のしかたと、計算結果の読み方です。
部材の行
型枠の面積を求める部材を、1行に1つずつ入力します。行の先頭で部材を選ぶと、その部材に要る寸法の欄だけが表示されます。同じ寸法の部材がいくつかあるときは、行を分けずに箇所数にその数を入力します。箇所数が空欄の行は計算しません(1つなら 1 と入力します)。
| 部材 | 入力する寸法 | 測る面 |
|---|---|---|
| 柱 | 幅・せい(mm)・高さ(m) | 側面 |
| 梁 | 幅・せい(mm)・内法長さ(m)・スラブの付き方・スラブ厚(mm) | 側面と底面 |
| 壁 | 内法長さ・内法高さ(m) | 両面 |
| スラブ | 内法の縦・内法の横(m) | 底面 |
| 基礎梁 | せい(mm)・内法長さ(m)・底盤の付き方と厚さ(mm)・底面を測るか(測るときは幅も) | 側面(底面は選ぶ) |
| 布基礎 | 高さ(mm)・長さ(m) | 側面 |
| 独立基礎 | 縦・横・高さ(mm) | 側面 |
幅・せい・厚さのような断面の寸法は図面の mm のまま、長さと高さは積算基準の単位の m で入力します。単位を取り違えたらしい数値(mm の欄に 0.6、m の高さに 3500 など)には、行の下に注意を表示します。部材を選び直しても、前の部材で入力した数値は別の欄に残るので、戻せばそのまま使えます。
開口部と接続部の行
窓・出入口・床の開口は「+ 開口部を追加」で行を追加し、壁かスラブかを選んで、内法の寸法と箇所数を入力します。壁の開口は両面から、スラブの開口は底面から引きます。内法の見付面積が1か所 0.5 m² 以下の開口部は引きません。
部材どうしが接する所(接続部)のうち、部材の行で引いていない物は「+ 接続部を追加」で行を追加して入力します。同一幅の柱と梁などは面積によらず引き、そのほかの接続部は1か所 1.0 m² 以下なら引きません。梁とスラブ、基礎梁と底盤の接続部は、部材の行の厚さの欄で引いているので、接続部の行には入力しません。
計算結果の読み方
いちばん上の数が型枠の面積(m²)です。公共建築数量積算基準の設計数量で、割増(ロス)は含まれていません。部材の行の下には行ごとの面積と式の数が、開口部と接続部の行の下には引いた面積か「引かない」が表示されます。面積が表示されていない行があるときは、その行を含めずに合計したことを計算結果の下に表示します。
「計算の内訳」には、使った式・部材の表・部材ごとの計・開口部と接続部の表・差し引きの1行・合板の枚数の目安が表示されます。合板の大きさは「詳しい設定」で選びます。
例: 柱・梁・スラブ・壁の1階分
柱 600×600 mm・高さ 3.5 m を4本、梁 400×700 mm・内法 5.4 m を、両側にスラブ(厚さ 150 mm)の付く物と片側だけの物で2本ずつ、スラブ 内法 5.4 × 5.4 m、壁 内法 5.4 × 2.8 m に出入口 0.9 × 2.0 m が1か所の場合です。
| 部材 | 寸法 | 箇所数 | 型枠(m²) |
|---|---|---|---|
| 柱 | 600×600 mm・高さ 3.5 m | 4 | 33.60 |
| 梁(両側にスラブ) | 400×700 mm・内法 5.4 m・スラブ厚 150 mm | 2 | 16.20 |
| 梁(片側にスラブ) | 400×700 mm・内法 5.4 m・スラブ厚 150 mm | 2 | 17.82 |
| スラブ | 内法 5.4 × 5.4 m | 1 | 29.16 |
| 壁 | 内法 5.4 × 2.8 m | 1 | 30.24 |
部材の計 127.02 m² から、出入口の 3.60 m²(見付 1.80 m² の両面)を引いて、型枠の面積は 123.42 m² です。合板 900×1800 mm(1枚 1.62 m²)で割ると 76.19 で、切り上げて 77 枚が目安です。
出典
- 公共建築数量積算基準(令和5年改定)(国土交通省大臣官房官庁営繕部): 第4編 第2章 第2節 1 通則(2)型枠・2 各部分の計測・計算(p.12〜14)
基準・規格の表や条文は丸ごと載せていません。式と、要る決まりだけを引いています。