説明

平均断面法の土量計算の使い方

測点ごとに断面積と距離を入力すると、区間ごとの土量と合計を計算します。

入力する項目

横断図のある測点1つを1行に入力します。上の行から、起点から終点へ測点の順に並べます。

  1. 測点: 横断図の測点の名前(No.0、No.1+8.5 など)です。入力しなくても計算できます。名前の無い行は「3行目」のように行の番号で表示します。
  2. 距離: 前の測点からの距離(m)です。起点の行には入力しません(欄は押せない灰色になります)。距離のとり方は「平均断面法の距離のとり方(測点・追加距離・曲線部)」にあります。
  3. 切土の断面積・盛土の断面積: 横断図に書いた切土と盛土の断面積(m²)です。切土か盛土の無い測点は 0 を入力します。

行は「+ 測点を追加」で増やし、「消す」で削除します。何も入力していない行は、測点として扱いません。数値は全角でも、3桁ごとのカンマがあっても読み取ります。

空欄と 0

切土の列に1か所でも数値を入力すると、すべての測点に切土の断面積が必要になります。空欄の測点があると、その行に「切土の断面積を入力してください(無いときは 0)」と表示し、合計は計算しません。入力していない数値を 0 とみなして計算し、それに気づかないことを防ぐためです。盛土の列も同じです。

切土か盛土の一方だけを計算するときは、もう一方の列をすべて空欄にします。その列は計算に使いません。

計算結果の見方

各行の下には、前の測点からその測点までの区間の土量を表示します。計算結果の欄には、切土の土量と盛土の土量の合計と、その差を表示します(一方の列だけを使うときは、その合計だけ)。測点の数と延長(距離の合計)も表示します。

「計算の内訳」には、式と、測点ごとの断面積・平均断面積・土量の表(切土と盛土で1つずつ)があります。土量計算書と同じ並びなので、手計算や表計算ソフトの結果と1区間ずつ照合できます。

差は、切土の土量から盛土の土量を引いた量です。横断図の切土から求めた土量は地山の土量、盛土から求めた土量は締固め後の土量なので、土量の変化率で補正する前の差です(「平均断面法のよくある質問」)。

計算の例

愛媛県の土木工事数量算出要領にある土工数量計算表の例(断面位置 120〜320、距離 20.0 m)の断面積を入力した例です。切土の断面積は第1号切土計算表のレキ質土・軟岩Ⅰ・軟岩Ⅱの6列を測点ごとに合計した値、盛土の断面積は第3号盛土、埋戻計算表の路床B1・路床B2・路床B(締固めを伴う埋戻)を合計した値です。

距離の単位は m、断面積は m² です。

測点距離切土の断面積盛土の断面積
12059.6186.0
14020.0102.292.0
16020.025.098.0
18020.015.022.5
20020.039.85.9
22020.035.040.0
24020.035.010.0
26020.039.87.6
28020.035.07.8
30020.035.010.4
32020.045.010.4

計算結果は、切土の土量 8,282.0 m³、盛土の土量 7,848.0 m³、差 434.0 m³(切土のほうが多い)です。切土と盛土の土量は、愛媛県の計算表の合計の欄の値と同じです。区間ごとの平均断面積と土量は「平均断面法の土量計算書の作り方(表の列とエクセルの式)」に表で載せています。

入力できる範囲

距離は 0 より大きく 1,000 m 以下、断面積は 0 以上 100,000 m² 以下です。入力の誤りを防ぐための範囲で、要領で決められた値ではありません。0 の距離と負の数は計算しません。

出典

平均断面法で土量を計算する