説明

平均断面法の土量計算書の作り方(表の列とエクセルの式)

測点・距離・断面積・平均断面積・土量の列を、切土と盛土ごとに並べます。

表の列

平均断面法の土量計算書は、測点ごとに1行で、次の列を並べます。土量は区間の終わりの測点の行に書きます(愛媛県の土工数量計算表の例も、「至 140」の行に 120〜140 の区間の土量を書いています)。

列中身数位(表-1)
測点横断図の測点(断面位置)
距離前の測点からの距離小数第1位(m)
断面積横断図の切土・盛土の断面積小数第1位(m²)
平均断面積(前の測点の断面積 + この測点の断面積)÷ 2小数第2位(m²)
土量平均断面積 × 距離小数第1位(m³)

表の最後の行に、距離の合計(延長)と土量の合計を書きます。切土と盛土は、断面積・平均断面積・土量の3列ずつを別に並べます。

区分ごとに列を分ける

要領は、掘削を「掘削する領域、土質区分、施工方法ごとに区分して算出する」としています。愛媛県の第1号切土計算表は、レキ質土・軟岩Ⅰ・軟岩Ⅱのそれぞれを片切(A)とオープン(B)に分けた6列で、第3号盛土、埋戻計算表は路床B1・路床B2・路床B(締固めを伴う埋戻)・路床B'(締固めを伴わない埋戻)の列です。

このアプリは、切土と盛土を1列ずつ計算します。区分ごとの土量が必要なときは、区分ごとに断面積を入力して計算します。平均断面法の土量は断面積に比例するので、区分ごとの土量の合計と、断面積を合計してから求めた土量は、四捨五入の端数を除いて同じです。愛媛県の例では、6列の土量の合計(計算表の 8,282.0 m³)と、6列の断面積を合計してから求めた土量(下の表の 8,282.0 m³)が同じです。

計算書の例

愛媛県の土工数量計算表の例(断面位置 120〜320)の断面積で計算した表です。切土の断面積は第1号の6列の合計、盛土の断面積は第3号の路床B1・路床B2・路床B の合計で、土量の列は計算表の合計の列と同じです。距離はどの区間も 20.0 m(延長 200.0 m)で、断面積と平均断面積の単位は m²、土量は m³ です。

切土

測点断面積平均断面積土量
12059.6
140102.280.901,618.0
16025.063.601,272.0
18015.020.00400.0
20039.827.40548.0
22035.037.40748.0
24035.035.00700.0
26039.837.40748.0
28035.037.40748.0
30035.035.00700.0
32045.040.00800.0
合計8,282.0

盛土

測点断面積平均断面積土量
120186.0
14092.0139.002,780.0
16098.095.001,900.0
18022.560.251,205.0
2005.914.20284.0
22040.022.95459.0
24010.025.00500.0
2607.68.80176.0
2807.87.70154.0
30010.49.10182.0
32010.410.40208.0
合計7,848.0

エクセルなど表計算ソフトの式

表計算ソフトで同じ表を作るときは、A列に測点、B列に距離、C列に断面積を入力し、2行目を起点とします。3行目に次の式を入力し、下の行へ複写します。

列3行目の式意味
D(平均断面積)=ROUND((C2+C3)/2,2)前の行とこの行の断面積の平均を小数第2位に四捨五入
E(土量)=ROUND(D3*B3,1)平均断面積 × 距離を小数第1位に四捨五入

合計は E列の SUM です。ROUND 関数は、指定した桁に四捨五入する関数です。平均断面積を丸めずに距離を掛けると、表-1 の数位と計算の順序に合わないことがあります。手計算の照合には、このアプリの「計算の内訳」の表も使えます。

出典

平均断面法で土量を計算する