平均断面法の計算・入力・端数・変化率についての質問と回答です。
平均断面法とは何ですか?
隣り合う2つの横断面の断面積を平均し、断面と断面の間の距離を掛けて体積を求める方法です。国土交通省の土木工事数量算出要領は、体積の計算を「数学公式によるほか、両断面積の平均数量に距離を乗じる平均断面法により算出する」としています。
1つの横断面に切土と盛土の両方があるときは、どう入力しますか?
切土の断面積と盛土の断面積を、同じ行の別々の欄に入力します。平均断面法は切土と盛土で別々に計算します。片切片盛の断面でも、切土と盛土を差し引いた面積ではなく、それぞれの面積を入力します。
切土の無い測点や、切土と盛土の境の測点は?
断面積に 0 を入力します。空欄のままだと、入力し忘れと区別できないので計算しません。
平均断面積と土量の端数はどうなりますか?
国土交通省の土木工事数量算出要領 表-1 のとおり、平均断面積は小数第2位、土量は小数第1位に四捨五入します。平均断面積を四捨五入してから距離を掛け、区間ごとの土量を四捨五入してから合計します。
断面積はどう求めますか?
要領は、長さ・面積・断面積などの計算を、数学公式のほか、スケールアップ、プラニメーター、平均面積(断面)法などで行い、CAD ソフトなどの算出結果は適宜確認をした上で使えるとしています。プラニメーターなどを使うときは、3回以上測ったもののうち正確と思われる3回の平均値とします。
土量の変化率は計算に入りますか?
入りません。横断図の切土から求めた土量は地山の土量、盛土から求めた土量は締固め後の土量です。切土を盛土に流用する量を比べるときは、盛土の土量を変化率 C で割って地山の土量に直します。愛媛県の土積計算表の例は、切土の土質ごとの変化率から求めた平均変化率 Cm=1.05 を使い、区間ごとの盛土の土量に 1/1.05 を掛けて補正土量としています(2,780.0 m³ → 2,647.6 m³)。
地山・ほぐし・締固めの換算は「土量計算」のアプリでもできます。
管渠や函渠などの構造物の分は引きますか?
要領は、横断構造物等(管渠、函渠、樋門等)で現地盤線以上の断面積が 1 m² 以上となる場合は、盛土量から控除するとしています。構造物に裏込め材を使う場合も、盛土量から控除し、裏込め材の数量を別に算出します。引く量は、このアプリの計算結果から別に引きます。
平均断面法の値が大きすぎることはありますか?
断面の幅と高さが両方とも変わる区間では、平均断面法の値は実際の体積より大きくなります。錐体の形では1.5倍です。例と式は「平均断面法の誤差」のページにあります。