図面の記号を、30H7・30H7/g6・M12-6g のまま1つ打つだけです。
使い方
図面の記号を1つ打つと、その部品が何 mm から何 mm までなら通るかを出します。穴と軸の組(30H7/g6)なら、すきまばめ・中間ばめ・しまりばめのどれかと、すきま・しめしろも出します。数値は JIS B 0401-1 の表から引き、どの表のどの行から引いたか(出どころ)を数値ごとに書きます。
- 「調べる」に図面の記号を1つ打ちます。30H7(穴)・30g6(軸)・30H7/g6(はめあい)・M12-6g(ねじ)のどれも、同じ欄に打てます。全角や φ が付いていても読みます。開いたときは、例として 30H7 を入れてあります。
- 上下の許容差・通る寸法の範囲・公差域の図・基準寸法の区分・出どころが出ます。穴と軸の組なら、はめあいの種類とすきまも出ます。出どころは「この数値の出どころ」を押すと開きます。
- 図面に許容差が書いていない寸法は、「指示が無い寸法」のタブで表を選び、表題欄の等級(f・m・c・v)を選びます。「調べる」で見ている公差域の何倍かも出ます。「調べる」で基準寸法のある記号を打つと、その寸法が寸法の欄に入ります。
打っている途中は、答えを言い切りません。6g は打ち終わりならねじの等級ですが、打っている途中なら φ6 の g7 を打ちかけた形でもあるからです。6g のように数字で始まる綴りは、打ち終わったら Enter か「これで打ち終わり」を押してください。
引けないとき
- 基準寸法が 500 mm を超えるはめあい(この道具が表を持つのは 500 mm まで)
- 規格に無い組み合わせ: 軸 j は IT5〜IT7、穴 J は IT6〜IT8 だけ。IT14〜IT18 は基準寸法 1 mm 以下には使いません
- ねじ: 並目の無い呼び径(M5.5・M15・M17・M25 など・M68 を超える呼び径)は、ピッチを打つまで公差が出ません
- 公差の指示が無い寸法: 0.5 mm 未満と 4000 mm を超える長さ寸法。f 精級の「2000 を超え 4000 以下」と v 極粗級の「0.5 以上 3 以下」は、規格の表が空けている欄です
よくある質問
表示された値を、そのまま図面や検査に使えますか
表示しているのは、規格の表と定義から引いた値です。図面に書かれた指示・素材・測り方・検査の条件によって、現場で採る値はこれと違うことがあります。最終の判断は図面と社内の規定によります。
iPhone アプリと何が違いますか
iPhone アプリ「かんたんはめあい公差」では、この道具の計算に加えて、組立の積み上げ(最悪値法)・図番ごとの保存・PDF の公差検討書が使えます(この3つは Pro・買い切り)。規格の表は端末に入っているので、電波の無い所でも引けます。
出典
- JIS B 0401-1:2016(ISO 286-1 の対応規格)… IT 基本公差・基礎寸法差・はめあい
- JIS B 0405:1991(ISO 2768-1:1989 の対応規格)… 普通公差(公差の指示が無い長さ寸法・角度寸法)
- ISO 965-1:1998(JIS B 0209-1:2001 は一致規格)… メートルねじの公差
- ISO 261:1998 … メートルねじの呼び径とピッチ(並目)
この道具のページには規格票の表を丸ごとは載せていません。数値は記号ごとに表から引き、規格の番号・版・引いた区分を添えて出しています。
- 基準寸法の区分は「A を超え B 以下」で読みます。境目の寸法は下の行ではなく、その行に入ります。
- 公差の指示が無い寸法の等級は、図面の表題欄が決めます。この道具は既定を持ちません。