穴と軸の組の種類は、すきまの最大と最小で決まります。
はめあいの種類(すきまばめ・中間ばめ・しまりばめ)
穴と軸を組んだときの種類は、すきまの最大と最小で決まります。
最大すきま = 穴の上の許容差 − 軸の下の許容差
最小すきま = 穴の下の許容差 − 軸の上の許容差
- すきまばめ … 最小すきまが 0 以上。穴のほうが必ず大きくなる組み合わせです
- 中間ばめ … 最小すきまが負で、最大すきまが正。すきまになることも、しめしろになることもある組み合わせです
- しまりばめ … 最大すきまが 0 以下。軸のほうが必ず大きくなる組み合わせです
最小すきまが負のときは、その大きさが最大しめしろです。φ30 の H7 の穴に、いろいろな軸を組んだ例です。
| 記号 | 種類 | すきま(mm) | 最大しめしろ(mm) |
|---|---|---|---|
| 30H7/g6 | すきまばめ | +0.007 〜 +0.041 | なし |
| 30H7/h6 | すきまばめ | 0 〜 +0.034 | なし |
| 30H7/js6 | 中間ばめ | −0.006 〜 +0.028 | 0.006 |
| 30H7/k6 | 中間ばめ | −0.015 〜 +0.019 | 0.015 |
| 30H7/p6 | しまりばめ | −0.035 〜 −0.001 | 0.035 |
| 30H7/s6 | しまりばめ | −0.048 〜 −0.014 | 0.048 |
大文字が穴・小文字が軸なので、30H7/g6 は穴 H7 と軸 g6 の組で、すきまばめ(すきま +0.007 〜 +0.041 mm)です。穴と軸を取り違えると答えが裏返ります。
出典
- JIS B 0401-1:2016(ISO 286-1 の対応規格)… IT 基本公差・基礎寸法差・はめあい