説明

プロパンガスの使用量の計算(kg と m³・産気率 0.502)

LPガス(プロパン)は、熱量から kg を求め、産気率で m³ にします。

プロパンの値

LPガスの計算には、日本LPガス協会「プロパン、ブタン、LPガスの立方メートルからキログラムへの換算係数について」の値を使います。資料の「プロパン」は、プロパン留分 100%で、主用途は民生用(家庭用、業務用)です。省エネ法・温対法でエネルギーの使用量を把握するために定めた換算係数です。

ガス産気率(m³/kg)1 m³ の重さ(kg)単位発熱量(MJ/kg)
プロパン0.5021.9951.24
ブタン0.3552.8249.7
LPガス(混合)0.4582.1850.8

このアプリの「LPガス(プロパン)」は、プロパンの行の値で計算します。LPガス(混合)は、総合エネルギー統計で使うLPガス(プロパン 70wt%・ブタン 30wt%の混合ガス)の値です。ブタンと LPガス(混合)の値は参考として並べました。

産気率 0.502 m³/kg の求め方

産気率は、一定の重さの LPガス(液体)が気化したときに、どれだけの体積になるかを表す数です。協会の資料は、0℃・1気圧の気化率に、圧力と温度の補正を掛けて求めています。

0.502 m³/kg = 0.49618 m³/kg × 0.9731 × {273 + (14.9 − 4)} ÷ 273 0.9731 = 0.1013 MPa ÷ (0.1013 MPa + 0.0028 MPa)

0.49618 m³/kg はプロパンの 0℃、1気圧の気化率です。14.9℃ は気象庁発表の全国平均気温(1971年から2000年の30年間)で、季節による変動と、気化の潜熱による容器の中の温度の低下を見て、実測値をもとに 4℃ 差し引いています(ボイル=シャルルの法則)。式を計算すると 0.5021 m³/kg で、資料は 0.502 m³/kg としています。

kg と m³ の換算

プロパン 1 m³ は 1 ÷ 0.502 = 1.99 kg、1 kg は 0.502 m³ です(資料の換算係数)。熱量で見ると、1 kg が 51.24 MJ、1 m³ が約 102.1 MJ です。

例: ガス消費量 10 kW の器具を1日 2 時間・30 日使うと、使用熱量 2,160 MJ、重さ 42.15 kg、体積 21.16 m³ です。

容器の中身との関係

容器の中身は重さで表すので、使用量を kg で見ると、容器の中身がどれだけ減るかの目安になります。容器の本数や交換の時期は、LPガスの販売事業者に確かめてください。

カタログの kg/h との違い

LPガス用の器具のカタログには、ガス消費量を kg/h で書いてある物があります。メーカーが別の発熱量で換算していると、このアプリの kg/h と少し違うことがあります。カタログに kg/h があるときは、その数を優先してください。

出典

ガス使用量を計算する