好ましい軸間距離はピッチの 30〜50 倍、たわみ量は軸間距離の 4% 程度です。
歯数と軸間距離から、ローラチェーンのリンク数と長さ
好ましい軸間距離(ピッチの 30〜50 倍)
一般的に好ましい軸間距離は、使用するチェーンピッチの 30〜50 倍です。脈動荷重が作用するときは 20 倍以下にします(ミスミの技術データ・大同工業の資料)。呼び番号ごとに mm にすると、次のようになります(20 倍は脈動荷重が作用するときの上限)。
| 呼び番号 | 30 倍(mm) | 50 倍(mm) | 20 倍(mm) |
|---|---|---|---|
| 25 | 190.5 | 317.5 | 127 |
| 35 | 285.75 | 476.25 | 190.5 |
| 40 | 381 | 635 | 254 |
| 50 | 476.25 | 793.75 | 317.5 |
| 60 | 571.5 | 952.5 | 381 |
| 80 | 762 | 1,270 | 508 |
| 100 | 952.5 | 1,587.5 | 635 |
| 120 | 1,143 | 1,905 | 762 |
| 140 | 1,333.5 | 2,222.5 | 889 |
| 160 | 1,524 | 2,540 | 1,016 |
| 200 | 1,905 | 3,175 | 1,270 |
| 240 | 2,286 | 3,810 | 1,524 |
椿本チエインの選定例の軸間距離 350 mm は、ピッチの 13.8 倍です。設置の場所で軸間距離が決まることもあるので、計算の画面はこの目安から外れても計算します(「計算の内訳」で目安と比べられます)。
たわみ量の目安
たわみ量は一般に軸間距離の 4% 程度とし、垂直伝動あるいはそれに近い場合・軸間距離が 1 m 以上の場合・重荷重で始動停止をひんぱんに行う場合・逆転を必要とする場合は 2% 程度とします(ミスミの技術データ「据付方法」)。軸間距離ごとに計算すると、次のようになります。
| 軸間距離(mm) | 4%(mm) | 2%(mm) |
|---|---|---|
| 500 | 20.0 | 10.0 |
| 800 | 32.0 | 16.0 |
| 1,000 | 40.0 | 20.0 |
| 1,500 | 60.0 | 30.0 |
軸間距離が 1 m 以上の場合は 2% 程度なので、1,500 mm なら 30.0 mm 程度です。計算の画面の「計算の内訳」には、掛けたあとの軸間距離の 4% と 2% を表示します(選定例の 70 リンク・374.9 mm なら 15.0 mm と 7.5 mm)。
据付けで確かめること
- 小スプロケットとチェーンの巻付角度は 120° 以上にします(このアプリは巻付角度を計算しません。図面で確かめてください)。
- ミスミの技術データの伝動能力表は、伝動する2軸が水平で、適切な配置据付が行われていることを条件にしています。
- 水平に配置する場合でも、軸の回転方向によっては、チェーンが伸びたときにスプロケットの歯とチェーンの離れが悪くなり、かみこむおそれがあります(回転方向を変えるか、アイドラーを使用します)。
- 垂直の場合は、チェーンが伸びるとたわみ、小スプロケットを下側に使用した場合はチェーンがはずれることがあるため、60° 以下の角度で使います。垂直に使用しなければならない時は、大スプロケットを下側にし、外側または内側にアイドラー等を使用します。
- 荷重が変動する場合は、チェーンの張側またはたわみ側にテンショナを付けます。
出典
歯数と軸間距離から、ローラチェーンのリンク数と長さ