曲げの内側の円の直径 D を、鉄筋の種類と呼び名で決めます。
表5.3.1 の折曲げ内法直径
折曲げ内法直径 D は、鉄筋を曲げたときの内側の円の直径です。公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和7年版の表5.3.1は、鉄筋の種類と呼び名で D を決めています。180°・135°・90° と幅止め筋の、どの折曲げ角度でも同じ値です。
- SD295・SD345 の D16 以下: 3d 以上
- SD295・SD345 の D19〜D38: 4d 以上
- SD390 の D19〜D38: 5d 以上
表の値は「以上」なので、これより小さい内法直径では曲げません。大きい内法直径で曲げたときは、曲げの部分の芯の長さが長くなります。
令和7年版の正誤表(2025年5月12日改定)に、表5.3.1 の直しはありません。
呼び名ごとの内法直径(mm)
d に呼び名の数を入れて mm にした値です。SD295 と SD345 は同じ値です。
| 呼び名 | SD295・SD345 | SD390 |
|---|---|---|
| D10 | 3d = 30 mm | 表に無い |
| D13 | 3d = 39 mm | 表に無い |
| D16 | 3d = 48 mm | 表に無い |
| D19 | 4d = 76 mm | 5d = 95 mm |
| D22 | 4d = 88 mm | 5d = 110 mm |
| D25 | 4d = 100 mm | 5d = 125 mm |
| D29 | 4d = 116 mm | 5d = 145 mm |
| D32 | 4d = 128 mm | 5d = 160 mm |
| D35 | 4d = 140 mm | 5d = 175 mm |
| D38 | 4d = 152 mm | 5d = 190 mm |
SD390 の D16 以下の欄は、表5.3.1 にありません。この道具でも出しません。
d は呼び名の数
標準仕様書は、異形鉄筋の径(本文、図及び表の「d」)を、呼び名に用いた数値としています(5.3.2(3))。D10 は 10 mm、D13 は 13 mm、D25 は 25 mm です。異形棒鋼の公称直径(D13 は 12.7 mm)や、ふしを含めた外側の径とは違うので、内法直径も余長も呼び名の数で計算します。
表に無いもの
- 90° 未満の折曲げの内法直径は特記によります(表5.3.1 の注2)。
- 表の呼び名の欄は D38 までです。D41・D51 の値は表にありません。
- 鉄筋の種類の欄は SD295・SD345・SD390 です。
この道具は、表に値のある組み合わせだけを計算します。表に無い組み合わせは、設計図書の特記で確かめてください。