曲げた鉄筋の長さは、内法・芯・外のりのどこで測るかで変わります。
3つの測り方
曲げた鉄筋の長さは、どこで測るかで値が変わります。この道具は、次の3つを分けて出します。
- 内法: 曲げの内側の面で測る寸法。折曲げ内法直径 D は内法です。
- 芯の長さ: 鉄筋の太さの真ん中で測る長さ。切る長さは芯の長さです。
- 外のり: 曲げの外側の面で測る寸法。曲げたあとの形を、外側の面で確かめるときの長さです。
フックの外のり
曲げの始まりから、まっすぐな部分の向きに曲げの外側の面までは D/2 + d です。180°・135°・90° のどれも、曲げが 90° を通る所がいちばん外になるので同じ値です。90° フックの立ち上がりの外のりは 余長 + D/2 + d、180° フックの折り返しの外のり(高さ)は D + 2d です。
次の表は、90° フック(余長 8d)の例です。D/2+d が曲げの始まりから外側の面まで、余長+D/2+d が立ち上がりの外のりです。
| 90° フック | D/2+d | 余長+D/2+d |
|---|---|---|
| D13・SD295 D 39・余長 104 mm | 32.5 mm | 136.5 mm |
| D19・SD345 D 76・余長 152 mm | 57 mm | 209 mm |
| D25・SD390 D 125・余長 200 mm | 87.5 mm | 287.5 mm |
D13・SD295 の 180° フックなら、曲げの始まりから外側の面までは 32.5 mm、折り返しの外のり(高さ)は 65 mm です。
外のりを足すと芯の長さより長い
D19・SD295 で、まっすぐな部分 2,500 mm の先に 90° フックを1か所付けると、切る長さ(芯)は 2,727 mm です。曲げたあとの外のりは、まっすぐな部分の向きが 2,557 mm、立ち上がりが 209 mm です。
外のりの2つを足すと 2,766 mm で、切る長さより約 39 mm 長くなります。外のりは曲げの角を外側の面で2回数えるからです。外のりの寸法を足しただけの長さで切ると、曲げたあとの鉄筋は寸法より長くなります。
曲げの始まりの位置
切る長さのうち、まっすぐな部分が終わる所が曲げの始まりです。フックありの継手の長さ(図5.3.1 の L1h)とフックありの定着の長さ(図5.3.2 の L1h・L2h・L3h)も、曲げの始まりまでで測り、フック部分を含みません。継手や定着の長さにフックを付けるときは、その長さに、この道具のフック部分の長さを足したものが鉄筋の長さです。