公表問題の条件を分と秒に換算すると、設備総合効率は約22.4 %になる。
時間・サイクルタイム・数量からOEEと各稼働率
2025年度1級・問6の条件
基準サイクルタイムは1 分30 秒、実際サイクルタイムは3 分、加工数量は18,000 個、不良数量は100 個。負荷時間は2,000 時間、停止時間は200 時間。入力欄では分と秒に統一する。
| 入力項目 | 換算後の値 |
|---|---|
| 負荷時間 | 120,000 分 |
| 停止時間 | 12,000 分 |
| 基準サイクルタイム | 90 秒/個 |
| 実際サイクルタイム | 180 秒/個 |
| 加工数量 | 18,000 個 |
| 不良数量 | 100 個 |
稼働率の計算結果
稼働時間は負荷時間から停止時間を引いた108,000 分。時間稼働率は90.0 %。設問中の80 %という記述は、正解表で「×」とされている。正解表に90 %の数値が印刷されているわけではなく、問題の条件と時間稼働率の式から求めた値である。
速度稼働率は基準と実際のサイクルタイムの比から50.0 %。加工数量に実際サイクルタイムを掛けた時間と稼働時間の比から、正味稼働率は50.0 %。この2つの積が性能稼働率25.0 %となる。
良品数量は17,900 個なので、良品率は99.4 %。時間稼働率・性能稼働率・良品率を丸めずに掛けると、設備総合効率は22.375 %、小数第1位の表示は22.4 %になる。
正誤問題と計算例の関係
この設問が直接問うのは時間稼働率の正誤だけ。速度稼働率・正味稼働率・性能稼働率・良品率・設備総合効率の数値は、同じ条件を使って本アプリで追加計算した値であり、公表された解答値ではない。
単位換算後も、負荷時間と停止時間の比は変わらない。一方、サイクルタイムと稼働時間の計算では、秒・分・時間の混同が大きな差になる。入力時は数値だけでなく、欄名にある単位も合わせて確認する。
出典
時間・サイクルタイム・数量からOEEと各稼働率