下穴径の上限と下限は、めねじの精度ごとにタップメーカーの表で決まります。
下穴径表の列
OSG のねじ下穴径表(メートルねじ)には、ねじの呼びごとに次の列があります。
- 推奨下穴径(旧JIS2級めねじ用)
- 最小下穴径(各精度共通)
- 最大下穴径(旧JIS2級用・4H用・5H用・6H用)
めねじの内径は下穴径に等しいので、下穴径を最小下穴径と最大下穴径の間にすれば、めねじの内径もその範囲に入ります。最大下穴径は精度で違い、下の2つのねじでは 4H・5H・6H のうち 4H がいちばん小さく、6H がいちばん大きい値です(旧JIS2級は 6H と同じ値)。
最大下穴径をひっかかり率に直す
OSG の表の M8×1.25 と M10×1.5 の値を、ひっかかり率の式に代入しました(下の段の % が、その下穴径のひっかかり率です)。
| 表の列 | M8×1.25 | M10×1.5 |
|---|---|---|
| 最小下穴径(各精度共通) | 6.65 mm 99.8% | 8.38 mm 99.8% |
| 推奨下穴径(旧JIS2級めねじ用) | 6.75 mm 92.4% | 8.5 mm 92.4% |
| 最大下穴径 4H | 6.81 mm 87.9% | 8.52 mm 91.1% |
| 最大下穴径 5H | 6.85 mm 85.0% | 8.61 mm 85.6% |
| 最大下穴径 6H | 6.91 mm 80.6% | 8.67 mm 81.9% |
| 最大下穴径 旧JIS2級 | 6.91 mm 80.6% | 8.67 mm 81.9% |
M8×1.25 では、6H の最大下穴径 6.91 mm がひっかかり率 80.6%、4H の 6.81 mm が 87.9% に当たります。M10×1.5 の 4H は 8.52 mm(91.1%)で、推奨下穴径 8.5 mm(92.4%)との差は 0.02 mm しかありません。
最小下穴径は、どちらもひっかかり率 99.8% で、ひっかかり率 100% の下穴径(6.647 mm・8.376 mm)を少し上回る値です。
手元のドリルで確かめる
計算の画面で「求めるもの」を「ひっかかり率」にして、手元のドリル径が何% に当たるかを求めます。そのうえで、使うめねじの精度の最大下穴径より小さいかを、タップメーカーの表で確かめてください。最大下穴径は呼び径とピッチごとに違うので、このアプリは精度の判定をしません。