説明

電線管の曲げ半径

曲げ半径は内側の半径で測り、管内径の6倍以上(内側半径 ≧ 管内径 × 6)です。

公共建築工事標準仕様書(電気設備工事編)では、金属管の曲げ半径(内側半径)は管内径の6倍以上、曲げ角度は90度以下としています。管の太さが25mm以下で施工上やむを得ない場合は、管の断面が著しく変形せず、ひび割れが生じない程度まで小さくできます(2.2.3)。合成樹脂管(PF管・CD管・硬質ビニル管)も内側半径は管内径の6倍以上です(例外は22mm以下・2.3.3/2.4.3)。

この計算は、内側半径(芯半径 − 外径 ÷ 2)が管内径 × 6 以上かを照らします。例: E19 の標準の芯半径 124.2 mm では、内側半径 114.6 ≧ 管内径×6 = 100.2 mm です。可否を断定はしません。下回るときは注意を出します。

「曲げ半径は外径の6倍」という覚え方は、どこの半径かを言っていません。同じ 114.6 mm を芯の半径と読むか内側の半径と読むかで、90°の弧の長さは 180.0 mm と 195.0 mm に分かれ、15.0 mm 違います。この計算は芯半径だけを持ち、内側の半径は毎回そこから出します。標準の芯半径(外径 × 6.5)は、外径の6倍を「内側の半径」と読んだときの芯の半径です。

同じ仕様書では、分岐回路の配管1区間の屈曲箇所は4か所以下、曲げ角度の合計は270度以下としています(2.2.3・2.3.3・2.4.3)。

出典

曲げ寸法を計算する