定着と重ね継手の長さで迷いやすい所と、計算の前提です。
特記があるときは
特記が先です。標準仕様書の表は、特記が無いときの長さです(定着は 5.3.4(5)(ア)、重ね継手は 5.3.4(3))。「特記」は、質問回答書・現場説明書・特記仕様書・別冊の図面で指定された事項です(1.1.2(ス)・1.1.1(4))。
表に無い Fc(例えば Fc 22.5)は
表の Fc は 18・21・24・27・30・33・36 です。表に無い強度の長さは、標準仕様書には書かれていません。特記で確かめます。
SD390 で Fc 18 は
表 5.3.2・表 5.3.4 とも、SD390 の行は Fc 21 からです。計算の画面は、SD390 を選ぶと Fc 18 を選べなくなります。
表に無い種類の鉄筋は
標準仕様書の鉄筋の種類(表 5.2.1)は SR235・SR295・SD295・SD345・SD390 で、鉄筋の種類等は特記によります。定着と重ね継手の表にあるのは、異形鉄筋の SD295・SD345・SD390 です。
フックありの長さにフックは入りますか
入りません。フックありの重ね継手の長さ L1h は図 5.3.1、フックありの定着の長さは図 5.3.2 のとおり、フックの部分を含みません。
どこにフックを付けますか
標準仕様書 5.3.2(2) は、次の部分に使う異形鉄筋の末端部にフックを付けるとしています。柱の四隅にある主筋の重ね継手、最上階の柱の四隅にある主筋の柱頭の定着、梁の出隅及び下端の両隅にある梁主筋の重ね継手(基礎梁を除く)、煙突の鉄筋(壁の一部となる場合を含む)、杭基礎のベース筋、帯筋・あばら筋及び幅止め筋です。
径が違う鉄筋を重ね継手で継ぐときは
細い鉄筋の径で長さを出します(5.3.4(3))。D16 と D13 なら d = 13 mm です。計算の画面の「継ぐ相手の呼び名」で選びます。
D35 以上の重ね継手は
原則として、D35 以上の異形鉄筋については、重ね継手を用いません(5.3.4(1))。継ぐ2本のどちらかが D35 以上なら、計算の画面は長さを出しません。継手は重ね継手・ガス圧接継手・機械式継手又は溶接継手で、適用は特記によります。
柱・梁の主筋の重ね継手の長さは
特記によります(5.3.4(3)(ア))。特記が無いときの長さ(40d と表の値の大きい方)は、耐力壁の鉄筋の分だけ書かれています。計算の画面は、柱・梁の主筋の長さを出しません。
軽量コンクリートのときは
表の値に 5d を加えます(表 5.3.2 の注3・表 5.3.4 の注6)。耐力壁の重ね継手の 40d は、軽量コンクリートの場合は 50d です。計算の画面では「詳しい設定」で選びます。
土木の工事にも使えますか
この道具の表は、建築工事の公共建築工事標準仕様書(建築工事編)の物です。土木の工事は、その工事の仕様書と特記で確かめてください。
答えの扱い
- 長さは d の倍数 × d で、丸めていません。
- 表は特記が無いときの長さです。特記があれば特記によります。
- 選んだ物はこの端末の中で計算し、送りません。