玉軸受ところ軸受では、荷重比に掛かる寿命指数が異なる。
定格荷重・等価荷重・回転速度から基本定格寿命
基本定格寿命の式
L10 = (C/P)^p
L10h = 10⁶ ÷ (60n) × (C/P)^p
寿命指数 p は、玉軸受が3、ころ軸受が10/3。L10 は百万回転を単位とする基本定格寿命、L10h は時間で表した基本定格寿命。両者は同じ疲れ寿命を異なる単位で表している。NTN カタログの式3.1・3.2が回転数の式、表3.1が時間の式に対応する。
記号と単位
| 記号 | 意味 | 単位 |
|---|---|---|
| C | 基本動定格荷重 | N または kN |
| P | 動等価荷重 | C と同じ |
| n | 回転速度 | min⁻¹ |
| L10 | 基本定格寿命 | ×10⁶ 回転 |
| L10h | 基本定格寿命 | h |
C/P は同じ単位の荷重どうしの比なので単位を持たない。時間に換算するときは L10 を百万倍して総回転数とし、毎分の回転速度の60倍で割る。L10 の表示値をそのまま回転数として扱うと百万倍の違いになる。
計算と表示の桁数
計算途中では荷重比、寿命指数、時間、係数を丸めない。表示は小数第3位までの四捨五入とし、末尾の不要なゼロは省略する。0.001未満または1兆以上の値は指数表記にする。表示桁数はアプリの方針で、資料による精度保証や実際の寿命の確かさを表すものではない。
計算を再確認するときは、丸められた係数や時間を次の計算へ使わず、入力した C・P・n から再計算する。特に荷重比は累乗されるため、荷重の入力桁や取り違えが結果へ大きく影響する。
出典
NTN A-17 式3.1・3.2、表3.1。NSK「荷重の大きさと寿命」も同じ指数を示す。
定格荷重・等価荷重・回転速度から基本定格寿命