説明

風圧力の計算の高さ H(建築物の高さと軒の高さとの平均・高さごとの速度圧)

速度圧の E に使う高さ H(建築物の高さと軒の高さとの平均)の決め方と、高さごとの速度圧です。

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基準風速・地表面粗度区分・高さから速度圧と風圧力

H は建築物の高さと軒の高さとの平均

平成12年建設省告示第1454号の H は「建築物の高さと軒の高さとの平均」(単位 m)です(熊本県の案内)。建築物の高さは「地盤面からの高さ」、軒の高さは「地盤面から建築物の小屋組又はこれに代わる横架材を支持する壁、敷桁又は柱の上端までの高さ」です(建築基準法施行令 第2条第1項第6号・第7号)。

たとえば高さ 8 m・軒の高さ 6 m なら、H =(8 + 6)÷ 2 = 7 m です。区分Ⅲ・基準風速 34 m/s なら、Er 0.739・Gf 2.5・E 1.366 で、速度圧は 948 N/m² です。

H が Zb 以下のとき

H が Zb(区分Ⅰ〜Ⅲは 5 m、区分Ⅳは 10 m)以下のときは、Er を Zb の高さで計算します。Gf も H が 10 m 以下なら表の値のままなので、区分と基準風速が同じなら、H が Zb 以下の低い建築物や工作物の速度圧はどれも同じ値です。

NEDO の構造設計例(太陽光発電の架台)は、アレイ面の最高の高さ 2.478 m・最低の高さ 1.1 m から平均地上高さを 1.789 m とし、5 m 以下なので Er を Zb の式で 0.691 と求めています。

高さごとの速度圧(区分Ⅲ・基準風速 34 m/s)

HErGfE速度圧 q
3 m0.6912.51.194828 N/m²
5 m0.6912.51.194828 N/m²
7 m0.7392.51.366948 N/m²
10 m0.7942.51.5761,093 N/m²
15 m0.8612.4331.8041,251 N/m²
20 m0.9122.3671.9691,365 N/m²
31 m0.9962.222.2001,526 N/m²
40 m1.0482.12.3051,599 N/m²
60 m1.1362.12.7111,880 N/m²

H が高くなると Er は大きくなり、Gf は 10 m を超えると小さくなります。E は Er の2乗で効くので、速度圧は高いほど大きくなります。H 10 m の 1,093 N/m² に対して、H 40 m では 1,599 N/m² です。H 40 m 以上は Gf が一定(区分Ⅲは 2.1)で、Er だけが大きくなります。

入力の注意

出典

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基準風速・地表面粗度区分・高さから速度圧と風圧力